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日出処の天子(文庫版)(7) の商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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2024/12/07

何年かに一度は読んでいるお気に入りの作品です 読み始める度に「あー、読むんじゃなかった」と後悔しつつ苦しみながら読破しています 心が痛い 前半よりも後半がしんどいけれど好みです トジコがワガママ過ぎる〜 エミシがピュア過ぎる〜 山岸涼子先生がすご過ぎる〜

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2023/06/04

ひ、悲恋だ……… なんていうか…王子の気持ちに応えたいってのも毛人的にはなくはなかったんやな…ってのが、なあ… しかして、王子のマザコンがハチャメチャに爆発した3人目の嫁が……はあまりにもエグ過ぎてむ、昔の少女漫画~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!! ってなった ...

ひ、悲恋だ……… なんていうか…王子の気持ちに応えたいってのも毛人的にはなくはなかったんやな…ってのが、なあ… しかして、王子のマザコンがハチャメチャに爆発した3人目の嫁が……はあまりにもエグ過ぎてむ、昔の少女漫画~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!! ってなった これが…山岸涼子大先生…… だからこそ後日譚の馬屋古と山背の……とか、 王子の執念すな~~~~~~と思うとあまりの恋慕と呪詛と執着のクソデカ感情で圧死させられそうになる やっぱり愛し合う男女は心中するんだなっていうアレ

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2021/09/19

2016.10.8市立図書館 →2021年9月、電書化ときいて大人買い いよいよ最終巻は三分の二までがエピローグ+後日譚「馬屋古女王」、心破れ孤高の道を歩むことになった厩戸の子孫らの行く末がかなしすぎる。 巻末に歴史年表、解説は水木しげる!

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2016/02/09

まさかあんなに厩戸王子が大告白するとはなあ…。まさか王子がこんな痛々しい有様になろうとは。…好きです、そういうの好きですが。 毛人…毛人は悪くない、と言うべきところなんだろうなあと思いつつ、毛人を責めずにはいられないこの心境…。 ああー……鮮やかな…終末…。 そうか…そうかー…。

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2016/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泊瀬部大王を斃したのち、事実上の次王即位式である大嘗祭が計画される。 しかし、そこに主役であるはずの厩戸王子の姿はなかった。 王子は己の地位を大兄に留め、額田部女王を大王に立て、時代は推古女帝の御世へ。  布都姫は命を賭して入鹿を産み落とし、この世を去る。 悲嘆に暮れる毛人に、王子が3人目の妃に狂女を娶ったという噂が届く。 真偽を確かめに訪れた毛人は、間人媛の面差しを持つ幼女に、己の選択の結果を見る。 王子と毛人が出逢って10年、これが二人の完全な決別であった。  上宮王子(厩戸)が没し、山背王子は葬儀に参列させるために末妹の幽閉を解く。 兄姉の誰も受け継がなかった厩戸王子に生き写しの美貌を持つ馬屋古女王は、 目耳口が不自由であるにも関わらず、周囲の男すべてを虜にし、一族を狂わせてゆく。 悪しき種を刈り取るために、存命中馬屋古を抑えていた彼の人が降りてくる…

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2015/09/03

毛人の言うことは正しい、でも正論では王子を救えない、王子の願いは叶わない、たったひとつの願いが、最後まで叶わない。みんながみんな後悔をして、し続けて、死んでゆく。なんて悲しい話なんだろう。 それにしても表紙が美しい。

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2013/06/11

一気読みいたしました。神社検定を終えたばかりでその記憶もあって大変興味深く読ませていただきました。 名前でしか記録されていない人々がそれぞれ独特な性格を与えられて動き出す。漫画って凄い芸術だと思いました。 美しい絵にもなっとく、うつくしすぎる厩戸皇子にも魅せられました。 次は泊...

一気読みいたしました。神社検定を終えたばかりでその記憶もあって大変興味深く読ませていただきました。 名前でしか記録されていない人々がそれぞれ独特な性格を与えられて動き出す。漫画って凄い芸術だと思いました。 美しい絵にもなっとく、うつくしすぎる厩戸皇子にも魅せられました。 次は泊瀬部皇子の「怨霊になった天皇」でも読んでみようかと思います。 息子の蜂子皇子の異形さを見られなかったのが残念です。 この方の日本の神話、歴史に基づいたお話をもっともっと読んでみたいです。

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2013/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何度目かの全巻一気読み。好きすぎて下宿先に持ってきてしまった。 最初は物足りなく感じた(もっと読んでいたいという意味で)ラストだったけど、今思うとやっぱり山岸作品は引き際が秀逸。 相変わらず厩戸の抜け目のなさは見ていて清々しいほどなんだけど、毛人のこととなるととたんに心乱される厩戸にも魅力を感じる。毛人をふっきるために(?)摂政となる、という最初で最後の私情を交えた選択が何とも。。 そして何だか、厩戸、刀自古、美郎女の関係がハトシェプスト、メヌウ、セシェンと若干だぶってしまう。。特に厩戸はハトシェプストとだぶるな。 (読了13/3/30)

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2012/08/27

王子が愛おしい。 でも、毛人を憎いとも思えない。 こんなにも引きこまれて、続きが早く読みたいと思う漫画は久しぶりな気が。 すばらしい作品に出会えてよかった。

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2012/08/12

今年の誕生日に読んでた本 読み終わったら、なんだか自分もニヒリストになってしまい、回復に時間ががかかった。 もっと若い頃に読んでいたら、かなり衝撃を受けて、しばらく立ち直れなかったかもしれない。 ほとんど誰も幸せにならない、誰も救われない。

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