恋するトライアングル(3) の商品レビュー
かなりブッ飛んだ展開から結末へと向かう完結編
一応の完結編だが、結末に至るまではかなりブッ飛んでいる。正直「あり得ねー」の連発となるが、そもそもがコミカルなドタバタ劇なので笑って読むのが得策であろう。何だかんだで年下の少年達から慕われ、本人も酔った勢いを借りて(?)快楽を満喫する春華(長女)。相変わらずな仕事のトラブルを文字...
一応の完結編だが、結末に至るまではかなりブッ飛んでいる。正直「あり得ねー」の連発となるが、そもそもがコミカルなドタバタ劇なので笑って読むのが得策であろう。何だかんだで年下の少年達から慕われ、本人も酔った勢いを借りて(?)快楽を満喫する春華(長女)。相変わらずな仕事のトラブルを文字通りカラダを張って解決(?)しつつ、思わぬ出会いで優しい一面も見せた夏摘(次女)。訳あってのことにしてはキャラの一時的な変貌振りが著し過ぎて笑える秋菜(三女)。デフォルメが進み過ぎて最早ミニチュアキャラと化した妙子(居候家政婦)の4人が貪欲に肉欲を求める展開の行く末を見ると、最終的に唯一「恋していた」春華がメインヒロインだったのかな、とも思えてくるが、それでもやはり3姉妹の物語だったのであろう。最後まで報われなかった芹澤のオマケ話できちんとオチがついたシリーズ最終巻である。 実は今回、これまでに比べて情交描写がやや少ないような、ほんの僅かばかり淫猥さが足りないような気がするのだが、そんな中でも入院した秋菜と同部屋になった少年に夜這いするナースのお姉さんはなかなか良かった。開脚の背面騎乗位でキメる描写が今回も多いのだが、このナースが果てた瞬間の脚の開き具合や爪先の曲げ具合は見事だった。それがP.108に描かれているのは偶然だろうか(偶然だろうな)。最後の話では春華を除く男女の肉欲乱交バトルロイヤルとなっているが、責められているのが終始男達というのが本シリーズの色合いを端的に示していると思う。
DSK
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