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私は貴兄のオモチャなの の商品レビュー

4.3

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2016/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「愛すれどひとり」。  世の中には非DV男も、非ヒステリー女も大勢いるはずである。  が、ここでの世界観のなかには全くいない。というよりもフォーカスされないのだ。それは彼ら彼女ら(換言すれば著者)のセンサー、感受性に引っかからないからだろう。  そういう物語が紡がれるのは、非DV男や非ヒステリー女の魅力の欠如に由来するのだろうか?。悪目立ちが著者らの関心を呼ぶのだろうか?。実体験の如何なのだろうか?。

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2016/10/25

表題作はとても痛い痛い恋の話。でも主人公の女の子の気持ち、わからなくもないな。好きになった人にだったら、増して周りが見えなくなるくらい本気で大好きだったら、その人になにをされても許せてしまうのが恋愛の恐ろしいところだと思った。

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2014/12/04

人のツイッターで知ってキョーミもったこのマンガを、じぶんで買って読んでみた。 でも、わたしにはあまり合わなかった。 その感想はブログに書いてます。 (合わなかった、っていう感想なのでごめんなさい) http://sippomikan.seesaa.net/article/4...

人のツイッターで知ってキョーミもったこのマンガを、じぶんで買って読んでみた。 でも、わたしにはあまり合わなかった。 その感想はブログに書いてます。 (合わなかった、っていう感想なのでごめんなさい) http://sippomikan.seesaa.net/article/410081500.html

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2014/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 表題作と「3つ数えろ」が好きです。 暴力と純粋。 暴力的、快楽的なSEXは、必ずしも欲望どおりではないということ。行為だけをとらえて、汚らわしい、いやらしいという人は、"SEXに過剰な期待をしすぎている”。 受け入れること。拒むこと。 そのせつなさとここちよさ。罪悪感と幸福感。 時にはかさぶたをはがされた皮膚のように無防備で痛い。 「3つ数えろ」は、こんなふうに生きて死ねたらと思う。いらないものはすべてこの手で殺して、やすらかに、ほしかったものだけに囲まれて、死ねたらと思う。 臭いものには何度でもフタをして、そのフタの上で、満ち足りて死ねたらと思う。

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2013/10/16

短編4本。「I wanna be your dog」泣いた。 「3つ数えろ」。世紀のベストカップルですなぁ。こういうのが理想的だと思います。最後まで幸せに暮らせたみたいでめでたし。

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2012/08/29

すごいタイトルだけども あまり残らない中身。 もっといい作品を本屋に並べてほしい。 難しいねえ

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2012/07/24

刺激的なタイトルに惹かれて、ヘルタースケルターと一緒に買いました。 表題作「私は貴兄のオモチャなの」 狂気と思えるほど、真っ直ぐで一途なホシ。どんなに酷い目にあわされようと揺らぐことのない瞳と恋心。おもちゃでもペットでも何でもいい、好きな人と一緒に居たい!という凄まじい根性と執...

刺激的なタイトルに惹かれて、ヘルタースケルターと一緒に買いました。 表題作「私は貴兄のオモチャなの」 狂気と思えるほど、真っ直ぐで一途なホシ。どんなに酷い目にあわされようと揺らぐことのない瞳と恋心。おもちゃでもペットでも何でもいい、好きな人と一緒に居たい!という凄まじい根性と執着には共感しました。絶望の中にある一瞬の幸福を永遠と思いたい。理由はない。それでも好きなんだよ。 「キスだけはしないの・・・・・ さみしいなぁ・・・・・・」

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2017/04/27

1994~1995年に『フィールヤング』で発表された短編4作。 『へルタースケルター』への助走段階っぽく、 アクセル踏み込んでる感アリ。 善悪の別は脇へ置くとして(笑) 「3つ数えろ」の塩月夫妻のブチ切れっぷりは爽快。

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2011/12/30

吐き気がするほど痛い恋の話。振られても振られてもどんなに乱暴にされても好きで仕方ない。意地になっている部分もあるんだろうけど離れられない。どうしてこの男がいいのかな?とも思うけど理屈じゃないんだろうな。

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2011/09/07

岡崎京子の底なしの魅力。初版95年とは思えぬ、色褪せない短編集。以下、各感想。 「でっかい恋のメロディー」 背伸びしたい年頃の中学2年。なんとも無知で浅はか、だから必死。 「虹の彼方へ」 限界を迎えた複雑に絡む男女関係の描き方が秀逸。あてもなく走るってのは、なんとも幸福に満ち...

岡崎京子の底なしの魅力。初版95年とは思えぬ、色褪せない短編集。以下、各感想。 「でっかい恋のメロディー」 背伸びしたい年頃の中学2年。なんとも無知で浅はか、だから必死。 「虹の彼方へ」 限界を迎えた複雑に絡む男女関係の描き方が秀逸。あてもなく走るってのは、なんとも幸福に満ちている。 「私は貴兄のオモチャなの」 好きとか愛とか、結局結果論。だから星子は犬になった。そう思えば、星子は報われる気がする。ごめんって言うのは卑怯よ空知。 「三つ数えろ」 愛だけが幸福を運び二人は幸福になるが、だからと言って愛が綺麗だとかは謳わない、その暴力に満ちた痛烈さが良い。エッジが猛烈に効いた作品。

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