十二秘色のパレット(1) の商品レビュー

草川為(著者)

2009/10/04

「パレット」とは、触れたものから、その色を奪って、他のものに彩色を施す能力者のことで、パレットの能力で色をつけられたものは洗っても日にちが経っても色あせることなく、その色を保ち続ける。
パレットの能力者は、都の宝である極彩色の鳥とペアを組んで、基本的にはそこから美しい色を貰い、布地などに彩色を施している。それを学ぶ主人公のセロは追試ばかりの落ちこぼれな毎日。ある日、セロのペアの鳥、ヨーヨーが攫われてしまって……という話。南の島？のようなトロピカルな不思議ファンタジーな漫画です。

2009/10/04

南海の孤島オパルには美しい鳥たちと色彩の魔術師パレットの暮らす島。見習いパレット（落ちこぼれ）のセロは進級がかかった実技の追試を控えた前日…。
＋memo＋
草川さんらしく淡々とした中にキラキラしたものがたくさんある。個人的には珍しくヒロインのセロよりもヒーロー（ってキャラじゃないけれど）グエル先生が好き。草川さんの描く男性キャラって年上が多い気がする。恋愛色が強くないというのがわたしが草川作品を好きな理由だと思う。