1,800円以上の注文で送料無料

じつは、来週で・・・ の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/11/30

何故か打ち切り、もしくは掲載誌自体が廃刊になるため中絶、 という不幸に見舞われ続ける「尻の絵の巨匠」田村先生。 そんなかわいそうな作品をセレクトした一冊で、 タイトルは 担当編集者が恐る恐る連載終了を通告する際の切り出し方、 なのだそうだ。 構想していたエンディングに辿り着くだけ...

何故か打ち切り、もしくは掲載誌自体が廃刊になるため中絶、 という不幸に見舞われ続ける「尻の絵の巨匠」田村先生。 そんなかわいそうな作品をセレクトした一冊で、 タイトルは 担当編集者が恐る恐る連載終了を通告する際の切り出し方、 なのだそうだ。 構想していたエンディングに辿り着くだけの紙幅は残されていないが、 プロとして何とかみっともなくない形で着地させなければならない―― そういう苦労は 相原コージ×竹熊健太郎『サルまん』にも描出されていたっけなぁ。 驚いたのは、休刊・廃刊以外のケースで、 当の作品の人気がなくなったわけではないけれど、 敢えて読者にウケている最中に終わらせて、 次号からもっとパワーアップした新連載を……という意外な大人の事情。 あ、でも、以前、他の有名人気漫画家さんのインタビュー記事で、 似たような話を読んだことがあったっけ。 リニューアルにつき、 それまで雑誌の「顔」的存在だった作家・作品を切り捨てるという 仁義なき方針転換。 厳しい……。

Posted byブクログ