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菊坂ホテル(文庫版) の商品レビュー

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2016/08/21

京都の菊坂ホテルに集う画家や文士たち。八重子というひとりの女性の目を通して語られる大正浪漫。竹久夢二と恋人のお葉は狂言まわしのような役割で登場する。谷崎潤一郎も独特の脚フェチぶりを発揮している。夢二が女の人の顔をグーで殴って鼻血出させるとかあり得ない気もするんですが…顔はやめとけ...

京都の菊坂ホテルに集う画家や文士たち。八重子というひとりの女性の目を通して語られる大正浪漫。竹久夢二と恋人のお葉は狂言まわしのような役割で登場する。谷崎潤一郎も独特の脚フェチぶりを発揮している。夢二が女の人の顔をグーで殴って鼻血出させるとかあり得ない気もするんですが…顔はやめとけ!ボディボディ!(※ボディもアウトです)あと責め絵師の伊藤晴雨がなんともマニアック。しかし今作が遺作なだけありデッサンの甘さや画力の衰えがかなり目に付きます…生意気言ってすみません。全盛期の上村一夫の作画で読んでみたいお話でした。

Posted byブクログ