はれた日は学校をやすんで の商品レビュー
この本の表題作『はれた日は学校をやすんで』が小学館の『小学六年生』に載っていたという事実に驚く。 不登校の女の子の話が、だ。 鈍い私には、西原さんの繊細でリリカルな表現は完全には分からなかったけれど、 全国の不登校の子達の心を慰撫したんじゃないかなあ、と思う。 解ってくれる大人が...
この本の表題作『はれた日は学校をやすんで』が小学館の『小学六年生』に載っていたという事実に驚く。 不登校の女の子の話が、だ。 鈍い私には、西原さんの繊細でリリカルな表現は完全には分からなかったけれど、 全国の不登校の子達の心を慰撫したんじゃないかなあ、と思う。 解ってくれる大人がいる、と思えることは貴重。
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最近の西原さんとは違うな〜と思いながら読み、読み終わって発行年を確認すると…何と22年も前のマンガだった! もちろんグッとくるものは、時代がたっても変わらない。思春期の気持ちや老いや家族に対する気持ちは、どれだけ時代が変わっても同じものがある。
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どうしても不登校の息子・娘に学校へ行ってもらいたいと思ってる親御さんは、ぜひ読んでみてください。「不登校治療」を掲げるクリニックや相談室より、ずっと役に立ちます。
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彼女は幅が広いなぁ〜と感じた。 学校ってそんなに楽しいとこじゃないよね。 教師が思ってるほどいいとこじゃないよね。 悪くもないけど。 でも、息がつまるって時があるよね。
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「山本くんのまぶだち」にみる友情が痛くて泣ける。絵の下手さが、計算されているのかと思ってしまうほど、少年のころのずるがしこさや、切なさが伝わってきた。西原理恵子はちいさいころの記憶をたくさんもっているのだろうか?自分のまわりにも、こんな子どもたちがいたような気がしてしまうのだった...
「山本くんのまぶだち」にみる友情が痛くて泣ける。絵の下手さが、計算されているのかと思ってしまうほど、少年のころのずるがしこさや、切なさが伝わってきた。西原理恵子はちいさいころの記憶をたくさんもっているのだろうか?自分のまわりにも、こんな子どもたちがいたような気がしてしまうのだった。
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玉石混合の名作集 表題作は佳い。墓場に持って行きたいくらい良かった。 が、酷いのもたくさんある。 2010/08/20、読了。文京図書館から借用。
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単純に“いやー、おもしろかったー。”といえる作品。『久しぶりのエッセイ集』と本屋に平積みされていたので、さくらももこ作品を最新の『ひとりずもう』から読んでしまい、“なかなかおもしろい”と思ってしまったが、比ではないほどよくできていて、おもしろかった。ちょっとブラックの感覚もあり、...
単純に“いやー、おもしろかったー。”といえる作品。『久しぶりのエッセイ集』と本屋に平積みされていたので、さくらももこ作品を最新の『ひとりずもう』から読んでしまい、“なかなかおもしろい”と思ってしまったが、比ではないほどよくできていて、おもしろかった。ちょっとブラックの感覚もあり、いつも冷めた目で客観的に観察し、おもしろくまとめる。笑いのツボを刺激され、始終、ニヤニヤしながら楽しんだ。疲れたときや行き詰まったときにお薦めの本。
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小さな頃に、田舎に住んでいたり、貧乏だったり、勉強ができなかったり、運動ができなかったり、おじいちゃんやおばあちゃんと暮らしていたり、いじめられっこだったり、何かしら子供時代に後ろめたい思い出だとかコンプレックスを感じていた人は、これを読んだら心がえぐられるような思いをするのでは...
小さな頃に、田舎に住んでいたり、貧乏だったり、勉強ができなかったり、運動ができなかったり、おじいちゃんやおばあちゃんと暮らしていたり、いじめられっこだったり、何かしら子供時代に後ろめたい思い出だとかコンプレックスを感じていた人は、これを読んだら心がえぐられるような思いをするのではなかろうかと思います。
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私事ですが13年間、家族としてともに生きてきた元気(犬・♂)が死にました。一月前に逝ったじいちゃんの後を追うように。 この本に収録されている「ジョン」という短編漫画も、飼い犬との別れを描いたもの。捨て犬だったジョンは、「ぼく」に向かって「はようにひろうてくれと」「ひっしにしっぽを...
私事ですが13年間、家族としてともに生きてきた元気(犬・♂)が死にました。一月前に逝ったじいちゃんの後を追うように。 この本に収録されている「ジョン」という短編漫画も、飼い犬との別れを描いたもの。捨て犬だったジョンは、「ぼく」に向かって「はようにひろうてくれと」「ひっしにしっぽをふった」ともに過ごす日々。確かに家族だった時もあった。でも「ぼく」は成長し、ジョンは忘れられていく。気づくと病を負ったジョンは、庭の片隅で薄汚くなっていた。忘れられていく悲しみ。忘れていく悲しみ。こんなに短いページ数で描いてしまう西原はすごい。すごすぎる。「ぼくはほっとして泣いた」この最後の台詞で、私も泣きました。
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短編が詰まったもので、この中の『やまもとくんとまぶだち』が宝島で連載されてて。それが僕とサイバラの出会い。一瞬で好きになりましたよ。
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