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となりのとなりのお姉さん(1) の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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このムッチリ感が大好き!

正に人それぞれの好み!? 確かに私の母はムッチリでした。よって妻も!

Bin

お隣さんとそのお隣さんとの三角関係

設定が少し面白い三角関係のラヴコメである。こういうお隣さんモノの場合、普通は主人公を挟んで両隣がヒロインになるところを向かって左から順に主人公【新谷哲平】→サブヒロイン【柊真理子】→メインヒロイン【鳴瀬美希】と並べている。だからこのタイトルになるのだが、奔放で男を取っ替え引っ替え...

設定が少し面白い三角関係のラヴコメである。こういうお隣さんモノの場合、普通は主人公を挟んで両隣がヒロインになるところを向かって左から順に主人公【新谷哲平】→サブヒロイン【柊真理子】→メインヒロイン【鳴瀬美希】と並べている。だからこのタイトルになるのだが、奔放で男を取っ替え引っ替えして肉欲を貪る柊さん(真ん中)の喘ぎ声が安アパートの薄い壁から筒抜けで両隣がその声に煽られるのが始まりである。作者特有のヘヴィでシリアスな展開ではない原作付き(『かすみの杜』と同じ原作者)の作品なので、このコメディ路線を「らしくない」と考える諸兄もいるかと思うが、結構雰囲気のある好ましい作品世界が醸し出されていて良いと思う。憧れの鳴瀬さんとは第1話から結ばれて「男」になる哲平だが、真面目な鳴瀬さんとの進展にもたもたしている間に柊さんから誘惑されてなし崩し的に三角というか二股関係が出来上がる展開が面白い。お隣さんならではのスリルも演出されている。柊さんは哲平の相手が鳴瀬さんだと知っているが、鳴瀬さんは哲平に柊さんと(結果的に)二股かけられていることは知らない。そうした関係から哲平も次第に経験を積んでヒロイン達を翻弄、メロメロの首ったけにしていく中で、柊さんが当初の摘み喰いから本気になり出す心境の変化が激しい情交描写とともに描かれていく。ドラマ的にも作者の肩入れ度(あとがき参照)からも柊さんとの交わりの方が多く、鳴瀬さんは実は少し押され気味なのだが(普段はお淑やかなのに昂るといやらしく乱れる鳴瀬さんも良いけどなぁ)、この期に及んでも「心は鳴瀬さん」を貫こうとする、ある意味図々しい哲平の態度がバランスを保つ役割を果たしている。後半で哲平は大学の新任先生と交わったりもする。設定やキャラの立ち具合などが際立っていてなかなか楽しい作品である。

DSK