彼方から(13) の商品レビュー
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出会った頃の髪型。 あの頃からだいぶ時間が経って、 一緒にいる時間を積み重ねてきたけど、 あの時、もし出会わなかったら、 一体どうなっていたのだろうか。 あの時、出会ってくれていたから、 今の自分がいるというのは断言できるほどの存在。 一瞬でよみがえる、今までの時間。 こんな目に合わせたくはなかったけど、 出会ってくれたからこそ、 こうしてここまでもこれた。 後悔と感謝と、それだけの言葉では足りない想いと。
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聖なる地といわれるエンナマルナにとどまっていたイザークと典子だが、 ついに、典子にラチェフの魔手が伸びる! 連れ去られた典子に ―私のものになれ。そして、その力をくれ。 迫るラチェフ。 典子は無理をしてチモを使った一人シンクロ(遠距離間の瞬間移動)をして逃れる。 しかし、そのために体力を消耗し、瀕死の状態になった。 彼女のために流すイザークの涙は尊いものだ。 更に彼等が世界を破滅に導く(天上鬼)と(めざめ)と知った上で、エンナマルナの住人たちが彼等を受れ入れたことで、イザークは自らを(光の側の人間)だと自覚する。 自分を信じてくれた皆の信頼に応えるために、愛する典子を守るために、イザークは立ち上がった。 ともすれば、憎しみや怒りといった負の感情に引きずられそうになるイザークだが、そうなれば、彼の中の天上鬼がめざめ、彼は(本来の自分)を見失い、芯の破壊鬼になってしまう。 それは単に敵との戦いだけでなく、イザークの内なる己―もう一人の彼自身(天上鬼)になろうとする精神との戦いでもある。 そして、いよいよ決戦の瞬間(とき)。 イザークと典子は宿命を乗り越えて未来と幸せを手に入れられるのか? 典子は最終的に元いた世界へと帰れるのか―。 期待を秘めて次回、いよいよ最終巻へ!
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最終決戦前夜。でも、ここに至って、砦の存在とか、白霧の森の人々とか、良い方の月晶石が突然出てくるとか、なんだか御都合主義が気になってしまうのはドウナノカ。ダメナンデハナイノカ。悪側の描写が良いだけに、そこら辺もっと丁寧に描いて欲しかったなあ。
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