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ショートピース の商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2020/07/21

おだやかな日々なんてとんでもない、(特に後半)不穏な空気がビシビシ流れ込んでくる。でも、不思議と登場人物たちはその不穏さをまるで日常のように受け入れているところがまた… これはお子さまには見せられないマンガ。こういうゾワゾワするマンガは少なくなった気がする。いや、大友克洋が特別だ...

おだやかな日々なんてとんでもない、(特に後半)不穏な空気がビシビシ流れ込んでくる。でも、不思議と登場人物たちはその不穏さをまるで日常のように受け入れているところがまた… これはお子さまには見せられないマンガ。こういうゾワゾワするマンガは少なくなった気がする。いや、大友克洋が特別だったのか。

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2019/12/16

大友克洋氏の作品『ショート・ピース(1986)』を読了。 今年(2019年)の8月25日に読んだ・・・「童夢(1983)」以来に大友克洋氏の作品を読んでみたが。どの作品もクオリティーがすげー!! 特に”宇宙パトロール・シゲマ”がGood!! 傑作。

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2019/11/02

大友克洋初期作品集。70年代80年代の雰囲気を今に残す貴重な作品集。あの頃の時代の常識や空気感なんかがヒシヒシと伝わってくる。そしてのちの巨匠のその大器の片鱗がこの頃からも窺い知れる。戦争、暴力、サスペンス、プロレタリアート、学生運動、大麻、ヤクザ、コジキ、ギャンブル、女、SEX...

大友克洋初期作品集。70年代80年代の雰囲気を今に残す貴重な作品集。あの頃の時代の常識や空気感なんかがヒシヒシと伝わってくる。そしてのちの巨匠のその大器の片鱗がこの頃からも窺い知れる。戦争、暴力、サスペンス、プロレタリアート、学生運動、大麻、ヤクザ、コジキ、ギャンブル、女、SEX。欲望を剥き出しにした粗野で野蛮な時代をどう生き残るか?弱肉強食、魑魅魍魎の棲む社会。現代にも通じる世相。差別。不平等。理想と現実のギャップに押しつぶされそうになりながらも世間に一矢報いようと反撃の一発をガードの下からひたむきに狙っている者たちへの戦いの挽歌と受け取った。

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2017/06/11

CGも何もない時代にこの画力は凄まじいものがある。 高校生の頃、夢中になって読んだマンガだけど、かなりヒネくれた内容で、俺もマセていたんだなぁ、と苦笑してしまう。

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2013/10/15

短編集にしてまさに傑作集。。。おっちゃん及び学生的世界観にして大友的宇宙。。「人間」を描いてるって感じの絵とストーリーとおもう

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2012/09/04

絵がやっぱわくわくする。話は面白いのもあるし、つまらないのもあり。カニバの話の最後のコマがやたらに好き。

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2011/07/18

大友の作品全般に言えることだが、何がしたいのかよく分からない話が多く、全体を通して見れば散漫な印象が拭えない。

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2011/01/17

大友克洋の短編集。主に初期の作品を集めている。 印象的なものについて簡単に述べる。 「大麻境」 オチがバカバカしくて笑えた。 「夢の蒼穹」 『そういえば空が青いなんて事すっかり忘れていたわ(P188)』がなぜか印象的だった。 全体的に冷笑的て虚無的な画風だが、リアリティが欠如して...

大友克洋の短編集。主に初期の作品を集めている。 印象的なものについて簡単に述べる。 「大麻境」 オチがバカバカしくて笑えた。 「夢の蒼穹」 『そういえば空が青いなんて事すっかり忘れていたわ(P188)』がなぜか印象的だった。 全体的に冷笑的て虚無的な画風だが、リアリティが欠如しているわけではなく、むしろ細い線の束で描かれることで力強いインパクトを与えて来る。 最も面白かった。 「犯す」 工場の騒音の描写が気持ち悪いくらいリアル。 登場する女子高生の冷笑的な性格が犯人よりも遙かに気持ち悪い。 全体的な印象としては期待していたほどのおもしろさは無かった。

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2011/07/19

1954年4月14日宮城県生まれのマンガ家・映画監督、我が愛する大友克洋も今年でもう56歳です。よくよく見てみれば、我が家のマンガ環境は、安物のワインもちゃんとワインセラーに収められているようなもので、普通の書籍と違ってガラス扉のついた本棚の中にあって、31年前の刊行のマンガ本も...

1954年4月14日宮城県生まれのマンガ家・映画監督、我が愛する大友克洋も今年でもう56歳です。よくよく見てみれば、我が家のマンガ環境は、安物のワインもちゃんとワインセラーに収められているようなもので、普通の書籍と違ってガラス扉のついた本棚の中にあって、31年前の刊行のマンガ本も美しさを失わないでいられる最高の状態にあります。ということで、私の手元にある本書は1979年に奇想天外社から出た元版のもので、ここに紹介の双葉社版はその7年後に出た復刊本なのですが、ほこり臭くも汚れもない新刊本みたいなピカピカさを維持しています。確か、これが彼のデビュー作品でした。そうだ、今日は大友克洋Dayにしよう、と一昨日きめて諸作を立て続けに読んできていますが、感想がまとまらず、しばらくのあいだ中断します。・   ・   ・   ・   ・   ・   ・

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2009/10/04

30年前、初めてこの本を手にした時は衝撃的でした。 現在のSFの大友ってスタイルではなく、かなりシュールな笑いも含み・・・ 自分の秘密を打ち明け合ったら、みんな宇宙人だったって(一人だけ宇宙パトロール)のがややSF。

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