さよならにっぽん の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かっけえオッチャンたちがいっぱい出てくる。僕も今からジャズをやり続けて、カッケェおっちゃんになるぞーー 大友はやっぱり舞台設定が上手いし稀有。それゆえに、思想やストーリーの起伏があまりなくても、読後に満足感を与える。 隅々に散りばめられた、知見やオマージュ(フェリックスザキャットなど)も、オシャレ感を増す装置として機能してる。 あと、登場人物が等身大で朗らかで憎めない自惚れやなんだよなぁ。悪いところとか弱いところもしっかり書くけど、それでもやっぱりかっこいいとなるのは、シンプルに大友センスなのか。
Posted by
1981年初版発行。オムニバス短編集。あとがきに作者自身が書いているが昔人から指摘された「大友克洋の作品は白い」というのを四年ぶりに読み直して自分も痛感したと。最初どういう意味かと思ったが要するに描いてない箇所が多い=手抜きが多いということらしかった。言われて始めて気づいたが改め...
1981年初版発行。オムニバス短編集。あとがきに作者自身が書いているが昔人から指摘された「大友克洋の作品は白い」というのを四年ぶりに読み直して自分も痛感したと。最初どういう意味かと思ったが要するに描いてない箇所が多い=手抜きが多いということらしかった。言われて始めて気づいたが改めて読み直すと確かに白い部分が多かった。背景を描いてないことが多かった。その反省も生かしてのちのアキラなどの緻密な街の背景になっていくのかしらと思った。知らんけど。天才もやはりそうやって日々進化していってるんだろう。知らんけど。こうしてアキラや気分はもう戦争、今作を読んで通底しているのは大友克洋の描く作品はどれもプロレタリア階級の目線で描かれてる漫画だなあ。と。あと不良とかバンカラとか。女子に対する扱いや考え方なんか時代毎の空気が感じられるもんだなあ。如何なる作家でも出てきた時代とは切っても切り離せない。大きな流れの中の居る自分を本人たちはどの程度意識していたのかは気になるところではあるな。次は童夢を読もう。
Posted by
このマンガを読むのは30年ぶりだけど、一気に読んでしまった。 画力もすごいけど、ストーリーとキャラが人間臭くて良い。これぞマンガ、という感じ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱり大友克洋はほんとにおもしろい。人生の、ちょっとした悲しさとか、間とか、ニヤってとこを、目の向きとかコマ割でさらりと、、でもそれがすごい、いいんだなあ。ちょっとした、エピソードが、いちいち深い(笑)。 特にすごいとおもったのが、飲み屋のママさんが店閉めて自分の部屋で、着替えた時に自分を鏡でみてる、間。性別がちがうだけに、描写の的の得てるかんじにびっくりした。在り来たりに、驚いた、、出てくる人みんななんか、優しいし、好き。
Posted by
とりあえず表紙やばい。SF作品だと思ったらちがった。AKIRAのイメージが強すぎたので、読んでいて新鮮だった。
Posted by
大友克洋初期の短編集。 コミカルな作品が多い。 どれも面白い作品が多かったが、全体的には何か自分には物足りない感じがした。
Posted by
大友克洋の(多分)初期の頃の作品。 表紙のインパクトで思わず衝動買い。く、くじらが…。 『AKIRA』しか知らない私からすれば、新鮮だった。 いつからSF作品が中心になったのかは知らないけれど、こういう、日常と直結的に陸続きになってる作品があるのならば、もっともっと読んでみ...
大友克洋の(多分)初期の頃の作品。 表紙のインパクトで思わず衝動買い。く、くじらが…。 『AKIRA』しか知らない私からすれば、新鮮だった。 いつからSF作品が中心になったのかは知らないけれど、こういう、日常と直結的に陸続きになってる作品があるのならば、もっともっと読んでみたい。 でもさ、この漫画の作者が大友克洋ではなかったら買っていたか(くじらのインパクトは抜きで)?この内容の物語を大友克洋以外の人間が書いていたら買っていたか?うーん、正直微妙。大友さんの創作センスは好きなんですけどね。「これは大友克洋以外書けない!」そんなことを言い切れるほど大友さんを熟知しているわけもなく。 でもま、古き良き時代の日本の雰囲気(80年代ごろ?)が好きなので、楽しめました。
Posted by
ジャケット買いじゃなくて表紙買いしちゃいました。 時代を感じるニューヨーク像がここにあります。
Posted by
ここ最近の大友さんはもう才能が擦り切れてしまったんじゃなかろうか、と思ってしまうこともあるのですが、漫画を描いていたこの頃の大友さんのキレキレっぷりはもう他を寄せ付けない感じで、今読んでもすごさがひしひしと伝わってくる。思ってたよりもキャラクターに人間味があったり、かわいげがあっ...
ここ最近の大友さんはもう才能が擦り切れてしまったんじゃなかろうか、と思ってしまうこともあるのですが、漫画を描いていたこの頃の大友さんのキレキレっぷりはもう他を寄せ付けない感じで、今読んでもすごさがひしひしと伝わってくる。思ってたよりもキャラクターに人間味があったり、かわいげがあったり。1 コマ1コマの視点の細やかさ、ゆっくりと見ていくと吃驚するような発想がある。(07/2/11)
Posted by
こんな味のある漫画、大友さんじゃなかったら買わなかった。 決して面白い!とは言えないが、買って損は無し。断言。
Posted by
- 1