ふしぎなメルモ(文庫版) の商品レビュー

手塚治虫(著者)

2024/01/01

手塚治虫作品ではピノコがいちばん好きだが、メルモもとても可愛かった。
メルモという名前の由来がメタモルフォーゼ（変身）から来ているそうで納得。

2021/10/28

「ふしぎなメルモ」「海のトリトン」「ワンサくん」の3作品収録。

むかし、テレビで見た覚えがあるメルモちゃん。ショートストーリーの作品だったとは思わなんだ。というか、話のはじまりが母親の別れだとは知らなかった。
便利アイテムのあのキャンディ、誰がどうやってメルモちゃんに渡したのかと疑問でしたが、ここで解決。
あんな風に便利アイテムとして使って欲しい、とは思っていなかったはずなんだけどなぁ。子供はいつでも、大人の斜め上の行動を取るものだから、仕方がないか。
それが、お話として魅力であるし。

2016/09/08

アニメにもなった手塚治虫さんの有名作品です。事故で亡くなった母親が天使になって、娘のメルモちゃんに不思議なキャンディをあげるというところから、物語は始まっていきます。若返ることも、歳をとるのも思うままにできるキャンディ・・・自分だったら、どう使うか想像しながら読んでいくと楽しい作品です。
手塚治虫さんの作品の中では、軽めな漫画ではないでしょうか。

2016/07/14

手塚治虫は、漱石並に人口に膾炙している。
そのため、「漱石のパトグラフィ」、「漱石と私」というエッセイがある数同様に、
「治虫のパトグラフィ」、「治虫と私」という切り口があるだろう。
特に「ふしぎなメルモ」は治虫のパトグラフィ、メタモルフォーゼ願望や隠れ蓑願望の考察の一対象として、有効活用される作品になるだろうけれど。

文学的に考えれば、イギリスのアリスの話とも関連があるだろうけれど。

しかし、そんなことよりも何よりも、メルモのかわいらしさが一級品。

おっきな顔。
キョロンととがった黒髪。
おっきな（縦長の）瞳。
ささやかなリボン。
ミニスカート。
すらっと伸びた（細くもなく太くもない）脚。
ちょろんととした足。

大人っぽいメルモもロリ成分を含んでいるのだから、もうたまらない。

ずっと前から思っていたが、手塚治虫の描く女の子の色っぽさは異常。
というより仕方ない。

2010/03/08

いろんなところで一話だけとかバラバラ読んでいたので、まとめて読むのははじめて。幼年マンガすぎて「楽しんで読む」ことは難しいけど、アニメならいろいろふくらませられて楽しいんだろうなあ。観てないけど。
いきなりトリトン入ってきたり、未完すぎる「ワンサくん」に動揺させられるけどまあ手塚ファンなら一家に一冊置いといてもいいんじゃないだろうか。あんまし読み返さないと思うが。

2009/10/07

同時収録『海のトリトン』『ワンサくん』

『メルモ』ちゃん…なんとなくのイメージしかなかったんだけど。
アニメの方が面白いかも…。
ショートショートコメディって感じで、面白いお話もあるけど子供マンガだなぁ。と思うようなものも。
設定が良くわからなかったんだよね。お母さんいなくなって、メルモちゃんがどうやって生活してるんだろう？どこかに預けられているのかしら？お母さんみたいな人が出てくるけどアレは誰？
子供が大人に変身できる！という設定は子供心には魅力的なんだろうなぁ…。
まあ、私は若返りの赤いキャンディーが欲しいですけど。

『海のトリトン』・・・って、これはショートバージョン？
傑作選のよりも敵キャラが頭身が少ない感じで可愛らしい。
けど、展開が急。これだけ読んでも良くわからないのでは？

『ワンサくん』・・・は、三和のキャラクターだったそうな！！
犬主人公にしてかなり人間を皮肉ってるお話。最初ワンサくんの心情に共感したら同情したりできなくて、状況が把握できなくて読みにくかったけど、後半（保健所に入ったあたり）からめっちゃ面白くなってきたところで・・・未完とは！
最終的にワンサくんの心情を推測するに留まってしまうので、続きが気になります。
ワンサくんちょっと、タマサブローに似ていると思ったのは私だけ？

2009/10/07

アニメ好きだったよなぁ、この作品。
というか、結構真剣に男と女に変われるとか他の動物にかわれるという説明内容を信じていました（笑）
「海のトリトン」の昔の１話版とか「ワンサくん」なども収録。