鉄腕アトム(1) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
久々の再読。 「アトム誕生」…後付け的に描かれた物語の導入。 「ホットドック兵団」…拉致した犬をサイボーグ化して兵士にし、月に行く宇宙船を次々襲わせる。月には実は過去に文明があり、ダイヤモンドによって滅びたのだった。同じ轍を踏みそうになった悪の組織は瓦解し、犬はサイボーグ兵士からサイボーグ犬に戻る。 「植物人間」…干上がって水を求めて宇宙を彷徨っているうちに星が滅びてしまった植物型の宇宙人が地球に来る
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日本のマンガ、アニメ他様々なサブカルチャー原点。内容も時代を感じさせないほど深い話が多い。エンタメでは史上最大のロボット、風刺では青騎士が傑作。
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「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。 それはつまり、...
「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。 それはつまり、単なる勧善懲悪の物語に終わらせたくない、優等生アトムの活躍だけに終わらせたくない、ロボットの視点から捉えた人間の弱さ、醜さ、命のはかなさのようなものを作品で現したかったけれどもできなかった、というところにあると思うのですが…。難しい漫画です。
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