バンパイヤ(秋田文庫版)(1) の商品レビュー
カプコンのヴァンパイアというゲームで、特に関係もないのに権利関係の表記があったため、タイトルとしてはかなり前から知ってはいたのだが改めて読んでもなんで表記があったのやらと首をかしげることになった。 いつもの好き勝手に犯罪おかしてヒャッハーやる系の話だが、今回の間久部はただ嫌な奴で...
カプコンのヴァンパイアというゲームで、特に関係もないのに権利関係の表記があったため、タイトルとしてはかなり前から知ってはいたのだが改めて読んでもなんで表記があったのやらと首をかしげることになった。 いつもの好き勝手に犯罪おかしてヒャッハーやる系の話だが、今回の間久部はただ嫌な奴でしかない。いや大体毎回そんな奴だが。 正直何が面白いやら感覚掴めそうもない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【作品全体のネタバレを含みます】 「あたまのいい人間は死ね‼ 教師や学者や政治家や実業家はみんなくたばれ‼ けものの世界にはそんな人間はいらないのだ‼」(二巻より) これが手塚先生の漫画・・・⁉ 初読ではその真っ黒な世界観に(一応「サスペンス」と括られている・・・)度肝を抜かれます。 『親不孝通り』と名付けられた裏通りと、その地下の危ない世界は、あからさまなアンダーグラウンドを描写していて、その他にも、二巻以降登場する「丸薬バクダン」での殺戮や「バンパイヤ狩り」と称した魔女狩り的展開は『ばるぼら』等の作品に似た悪魔主義的世界観、永井豪先生の作品ならば『デビルマン』的な驚愕の展開を見せ――いわゆる「黒手塚」の一面を如実に垣間見ることができます。とは言え、手塚先生本人が重要キャラだったり虫プロが舞台装置になったり、いつものギャグが入ったりと、クスッとなる箇所がある辺りは、まだ優しい部類の作品なのかもしれないですね(それも好きですが)。 自分は手塚先生の『ブラックジャック』も勿論大好きなのですが、この手の作品で方向性をガラッと変えてくる手塚先生も勿論好きです。ですから、『バンパイヤ』も好きな漫画の一つです。 散々言及されるロックのヤバさですが、自分は比較的同情的に彼を見ていました。「狂った天才」が登場するお話は沢山ありますが、このロックほど可哀想な天才もいないんじゃないか・・・と思ってしまったり。彼の行動には考えさせられるものがあります。 また、動物たち(バンパイヤ)が生身の人間を支配しようとする点に関しては『HUNTER×HUNTER』のキメラアント編を彷彿とさせましたし、マジでなんでもいけるんやな手塚先生! と感激したのを覚えています。
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虫プロを訪ねてきた少年・トッペイは、なんとオオカミに変身する“バンパイヤ族”だった。その超能力を狙って、様々な思惑がトッペイを翻弄する! ということで、バンパイヤとは吸血鬼のことではなく、「あるきっかけで、姿形を変えてしまう人間」のこと。 主人公はいわゆる狼男のトッペイ。 そし...
虫プロを訪ねてきた少年・トッペイは、なんとオオカミに変身する“バンパイヤ族”だった。その超能力を狙って、様々な思惑がトッペイを翻弄する! ということで、バンパイヤとは吸血鬼のことではなく、「あるきっかけで、姿形を変えてしまう人間」のこと。 主人公はいわゆる狼男のトッペイ。 そしてトッペイを利用して世界征服を狙う間久部。 ルールとは何か、秩序とは何かを考えさせながら、エンターテイメント抜群なお話です。シリアスすぎる話の中でチョコチョコ入れられるギャグ要素が結構好き。 ただし、大変残念なことに未完でございます。続き気になるよー。 西郷くんとオヤジが大好きでした。破天荒で。
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この物語は未完なのが勿体ないくらい好き。でもちゃんと終わらない方がよかったのかも、とも思う。人間社会への風刺かな?とも思えるんですが…とても人間性の描写をされているところも含めて。
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父と私が同時に買ってきて家に二冊あるバンパイヤ一巻。オオカミ男トッペイと極悪人ロックの、手塚治虫の恐怖三部作のひとつです。治虫せんせの描くオオカミはスマートでかわいくてかっこよくて目が離せません。あと治虫せんせが登場人物として出てきます。
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もうロック=バンパイアですね〜女装したり超悪人だったり、悪玉ロックの全てが詰まってます。未完なのがかなり惜しい。。
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