サイボーグ009(秋田文庫版)(15) の商品レビュー
1〜15巻まで。途中はかなり面白かったけど、天使篇が挫折した後は古代文明を下敷きにした焼き直しっぽいストーリーが続いてちょっとツライなあ……。天使篇読みたかった。
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ネタバレ 1995年刊、初出年不明。①イシュタルの竜編、②アステカ編、③凍った時間編の3本。③は加速装置が作動したまま元に戻らなかったら、というifモノ。時間軸がズレてしまう恐怖と孤独。基本設定を逆手に取った逸品。①②は古代文明にネタを求めつつも、善悪を振り子のように揺れ動く人間の業と苦悩を描述。これは、人造人間キカイダー等にも見られる著者お得意の構図、あるいは追求し続けたテーマとも言えよう。また、14巻あたりから特に感じていたが、画の写実性が顕著で描写が細かくなってきた。このため悪の迫力がぐんと増してきた感あり。
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