コインロッカーのネジ。(ウイングス文庫)(1) の商品レビュー
中学の頃か高校の頃だったか、こなみ詔子さんのマンガが大好きだった。 今は…絵柄が大きく変わって、可愛らしいものを描いていらっしゃる感じがするので、この初期段階の、特にコインロッカーのネジが、大好きだったのです。 詩的で、とてもシンプルな線で、スタイリッシュ。 ふと四半世紀ぶり...
中学の頃か高校の頃だったか、こなみ詔子さんのマンガが大好きだった。 今は…絵柄が大きく変わって、可愛らしいものを描いていらっしゃる感じがするので、この初期段階の、特にコインロッカーのネジが、大好きだったのです。 詩的で、とてもシンプルな線で、スタイリッシュ。 ふと四半世紀ぶりくらいに思い出して、文庫本を読破したのだけど、驚いた。当時読んでドキドキ(すんごいもの見つけたっていうドキドキ)が、同じくらいの熱量で感じられた。なんて美しい世界なんだろう、と。 美しくて、それでいてなおまた、残酷な世界。 何で忘れていられたんだろう? これほど影響を受けてしまったひとの、漫画の、存在を。 それくらい、美しいのです。
Posted by
心に傷がある人と、傷に敏感なふしぎな少女ネジの 心の交流から描かれる 傷みと救済の物語って書いたらいいのかな。 すごく好きな漫画です。不思議な読み心地がある。 安楽死について考えさせられる話で すごく心にしこりが残ったことを覚えています。
Posted by
・シンプルなライン ・描写 ・間の取り方 ・言葉の選び方 言葉にならないものをよく表現できてる作品だと思う。
Posted by
大人になった「Kamui―神已」の主人公弘と、コインロッカーベイビーであるネジとのお話。「Kamui―神已」とセットで読む事をオススメします。こなみさんの本もかなり読んだけど、この2作品が好き。
Posted by
「痛かった?」 コインロッカーに捨てられていた少女・ネジと手首に傷を持つ青年・弘(ひろむ)を軸とした、短篇小説のような漫画。 黒と白のコントラスト、構図の切り取り方が素晴らしいと思う。 文庫版は全三巻。
Posted by
ネジは生まれてすぐコインロッカーに捨てられて、預けられた施設からも飛び出してスリをして生きてきた女の子。 弘に助けられ一緒に暮らし始めます。 人の脆さや弱さ、ずるさと小さな幸せがネジの目を通して描かれています。 全5巻。
Posted by
- 1