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ヤマタイカ(文庫版)(2) の商品レビュー

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2021/02/08

火と日が、邪馬台国と大和が比較対峙される構図が徹底されているが、個人的な見解は周り回っての邪馬台と大和、火と日故に対立構造の煽りに少し残念な思いを持ちながら読んだが、人間の興味関心を引くにはその構図が最も効果的で刺激十分ということも理解すると作者のストーリーテラーとしての才覚に賞...

火と日が、邪馬台国と大和が比較対峙される構図が徹底されているが、個人的な見解は周り回っての邪馬台と大和、火と日故に対立構造の煽りに少し残念な思いを持ちながら読んだが、人間の興味関心を引くにはその構図が最も効果的で刺激十分ということも理解すると作者のストーリーテラーとしての才覚に賞賛を贈らざるを得ない。現代日本人にはさっぱりだと思う指摘満載の書籍◎

Posted byブクログ

2009/10/04

少々破天荒な展開が、個人的な星野之宣作品像と異なるが、描いているテーマは、古代から続いてきた日本の民族闘争だ。近代に至るまで、同化と称して少数民族に迫害を加え、現代でもそんなことはなかったかのように振る舞ってみせる僕ら日本人は、きちんと居住まいを正す必要がある。

Posted byブクログ