殷周伝説(1) の商品レビュー
中国古代の革命を描いた「殷周伝説」。「封神演義」の元ネタでいいのかな。横山光輝の歴史漫画は「三国志」が有名ですが、他にも多くの作品があります。気を衒った演出はなく原作に沿ったものだと思っているので、入門編という感覚です。 藤崎竜の「封神演義」のような大胆アレンジ作品も好きですが、...
中国古代の革命を描いた「殷周伝説」。「封神演義」の元ネタでいいのかな。横山光輝の歴史漫画は「三国志」が有名ですが、他にも多くの作品があります。気を衒った演出はなく原作に沿ったものだと思っているので、入門編という感覚です。 藤崎竜の「封神演義」のような大胆アレンジ作品も好きですが、それを楽しむためにも基本となるものは読んでおきたい。 1巻は紂王と妲己の出会いまで。ここから殷の滅亡が始まる。 しかし、諫大夫という諫言をする役職におべっか使いを配している時点で、崩壊の兆しは見えていたのではないだろうか。 「封神演義」でいう宝貝は、どんな扱いされているのだろうか、というのが気になるところ。崇黒虎の登場で披露されたものは、幻術の鳥使いという演出でした。秘密道具ではあるけど、仙術の延長という感じでしょうね。 しかし、紂王は調子乗って女媧に色目使うから、大変なことになってしまう。 まあ、真Ⅴの女媧のエロさは半端なかったので、仕方がないかと思うけども。
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中国の4大奇書の一つ「封神演義」や史書「史記」を題材に、中国の古代国家・殷の没落と周の勃興を描く。 時の王・紂王は幼い頃は聡明で知られた王だったが、ある時、天下泰平の殷の守り神でもあった女媧宮を訪ね、そこにあった女媧御前の像のあまりの美しさに「このような美女を側室に迎えたい」と口走ったことから、女媧は殷の守護をやめてしまう。そのことから殷には邪悪な気配が忍び寄り、紂王は女好き、酒浸りのダメ君主になってしまった。殷の運命は? 1巻では妲己が宮中に入るところまで。
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故横山光輝先生の中国もの歴史マンガといえば「三国志」ですが、その前後に描かれた「史記」「項羽と劉邦」「水滸伝」「戦国獅子伝」などと並んで、横山先生がほとんど最後に描かれた力作の長編マンガです。新書サイズで第22巻まであります。 舞台は古代中国で殷から周に王朝が交代する時期に活躍し...
故横山光輝先生の中国もの歴史マンガといえば「三国志」ですが、その前後に描かれた「史記」「項羽と劉邦」「水滸伝」「戦国獅子伝」などと並んで、横山先生がほとんど最後に描かれた力作の長編マンガです。新書サイズで第22巻まであります。 舞台は古代中国で殷から周に王朝が交代する時期に活躍した太公望を主人公にしてます。マンガですから相当に荒唐無稽な部分はありますが、読んでいてあまり違和感はありません。横山作品でまだこの本は読んだことがない人には是非お勧めしたいと思います。
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横山 光輝氏の遺作とも言える作品です。 一応封神演義をコミカライズするつもりだったそうで… でもあまりにも原作が滅茶苦茶すぎるので方向転換をしてしまったそうです。 なので封神演義とは別物といった雰囲気です。
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