宇宙海賊キャプテンハーロック(文庫版)(2) の商品レビュー
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1994年刊行(連載時期は忘れた)。 台羽の成長が見られる巻。まぁ、物語の動きはグルグル回っているようなそれだが、にもかかわらず魅きつけられる。その理由に関し、本書解説の豊田有恒いわく、詩情があるとの評を発見。これが、実に言い得て妙。
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敵であるマゾーンの謎が明かされつつある巻。 もともと心がない訳ではなくて、種族の生存のために今は心を捨てているだけらしい。 彼女らも生きるために、未来を掴むために必死だということはハーロック達とそんなに大差ないように思える。 ここで一巻目の「心をもった敵と戦うのは辛いことだ」というハーロックの台詞も生きてくるわけで、彼らの戦いがどのような結末を迎えるのかがとても気になる。 地味に面白かったのは、マゾーンの女王ラフレシアがアルカディア号船員の心を読み取ったシーン。 ハーロックがその時に思っていたことが、『自分の頭の上にいるペットの鳥がおもらししないかどうか』だということに笑ってしまった。 とてつもなくかっこいいハーロックだけど、案外お茶目なところを見せるシーンがシリアス展開の中にちょこちょこ入ってくるのがまた素敵なところだと思う。
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