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ギャラリーフェイク 美術館 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2017/09/04

すごく面白くてわかりやすい美術の解説書です。 「ギャラリーフェイク」の漫画家さんが描いてます。 図書館はどこでも買い!でしょう。 2017/09/04 更新

Posted byブクログ

2012/03/05

ずいぶん前に読んだ『ギャラリーフェイク』。これは全32巻完結を記念して作られた美術本だそうです。 世界中の超有名な美術品を中心に話が展開していった原作中で登場した名画や芸術品を、この本では実際に採り上げています。 解説は、もちろん主人公であるフジタ教授。 18の有名な美術品が紹...

ずいぶん前に読んだ『ギャラリーフェイク』。これは全32巻完結を記念して作られた美術本だそうです。 世界中の超有名な美術品を中心に話が展開していった原作中で登場した名画や芸術品を、この本では実際に採り上げています。 解説は、もちろん主人公であるフジタ教授。 18の有名な美術品が紹介されています。 まずはボッティチェリの『春』。とても有名な一枚ですが、画面からこぼれんばかりに描かれた花は、どれも愛や結婚という花言葉を含んだものばかりなのだそう。 ただ、そのなかに「死」の意味を持つキンポウゲが含まれているとのことです。 どこか暗示的ですね。メメント・モリということでしょうか。 ボッティチェリとは、本名だと思っていましたが、実は「小さな酒樽」という兄のあだ名を画家名にしたのだそう。 盛期ルネサンスの代表的画家3名を挙げると、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロとなります。 ダ・ヴィンチは、画家としてもあまりに有名ですが、実際に完成させた作品は、10作に満たないのだとか。 途中で投げ出した未完成作が多いそうです。 ヒトラーの山荘に、フェルメールの『青いターバンの少女』が飾られていたとか、ボッティチェリはあんなに優美な女性を描いていながら、生涯独身だったとか、ドガはほぼ全盲になってしまったなど、知らなかったエピソードがいろいろと掲載されていました。 掲載作品18のうち、国内所蔵の高麗青磁と牧谿(もっけい)の絵以外は、すべて見たことがあったため、懐かしく読みました。 作品と合わせて、所蔵美術館の紹介も載っており、本格的なガイドブック仕立てにもなっています。 美術品の紹介はわかっても、一緒に抜粋が掲載されているコミックのストーリーが思い出せずにいたら、巻末に、美術品が登場する18のストーリーのあらすじがまとめて載っていました。 作品に登場した美術品についてより詳しく知りたいという作品ファンにうってつけのガイドブックです。

Posted byブクログ