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炎人-かじん-(2) の商品レビュー

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2010/02/07

 絵柄が随分と変わっています。リアリズムが何処かへと立ち去ってしまった…それくらいの変わりようです。  シャープな顔立ちのキャラクターたちには丸みが帯び、全体的に甘いつくりになってしまっている。神経性過食症や逆流性食道炎など様々な症状にとらわれてしまっている(というと語弊がありそ...

 絵柄が随分と変わっています。リアリズムが何処かへと立ち去ってしまった…それくらいの変わりようです。  シャープな顔立ちのキャラクターたちには丸みが帯び、全体的に甘いつくりになってしまっている。神経性過食症や逆流性食道炎など様々な症状にとらわれてしまっている(というと語弊がありそうですが)のもあるのだとは思いますが、少し驚いてしまいました。  この二巻は、陣内家にて住み込みでまかないをやっている“八尋”が神経性無食欲症(アノクレシア・ネルヴォーザ――拒食症)であることが発覚し、彼を中心に物語は進みます。タイトルは『空腹の羊』。 『偽りの聖母』  ある日、風邪をひいた煌。救に連れられ小児科へ。そこで、気になる患者を発見する。  母がひしと抱きしめた少年。彼の髪の毛の、ある部分に着目し――煌は医者に告げる。「彼女はMSBPである」と。 『悲しき殺人者』  ある女性が殺害された。頭部に外傷、その末に顔面を切り刻まれた。彼女の娘はショックからか失声。  梶という刑事は煌を尋ねる。彼女から事件を解決できると思ったからだ。

Posted byブクログ