銀河鉄道999(愛蔵版)(8) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ネタバレ ●ヤーヤボールの小さな世界/小心者とは。ただ、小心者が武器をとった時の恐ろしさを軽く見ている感も。●フライング・クロ/失った信頼は取り戻せない。●四次元エレベーター/SFとしては秀逸。●ルーズゾーンの妖怪/ゴミ風刺回。●アンドロメダ千夜一夜/体を失っても死ぬことが出来ず、永遠に意識が存在する。想像するに狂気の沙汰である。●幽霊駅13号/形は失ったものの、そこにある兄妹愛を幻想的に描写。●マカロニグラタンの崩壊/機械化帝国のありようを示す伏線回のよう。
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999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図...
999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。 「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。
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