1,800円以上の注文で送料無料

あけがたルージュ(2) の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/02/05

 母との別れ、独り立ちしようとあがく娘、自らの人生を振り返り見つめ直す苑子。  第1巻からこの第2巻を通して、祖母と母と娘という三人の「女」を描き、女の生き方を考えさせる。  最終回は、クラブでの仕事を終えて、「このあけがたの街」の空が描かれている。  この空の下で、また新しい一...

 母との別れ、独り立ちしようとあがく娘、自らの人生を振り返り見つめ直す苑子。  第1巻からこの第2巻を通して、祖母と母と娘という三人の「女」を描き、女の生き方を考えさせる。  最終回は、クラブでの仕事を終えて、「このあけがたの街」の空が描かれている。  この空の下で、また新しい一日が始まり、今日も様々な女性たちが生きて行くことを予感させながら。  女性の心理を描せたら、近藤ようこの右に出る者はいないだろう。  この18話の連作集は、絵で書かれた短編小説の趣があって秀逸だ。

Posted byブクログ