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ピンポン(1) の商品レビュー

4.5

88件のお客様レビュー

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    54

  2. 4つ

    19

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2023/05/09

天才が凡人へ、凡人が天才へ、そして最後は スポーツ漫画をお勧めしてと言われたら、私はピンポンをお勧めするかもしれない。 努力の限界を容赦なく抉ってくる描写、トップの孤独、人生のかかっている試合、最後は哲学的な域に達してしまうゾーンなど、高校スポーツなのにこの人生観はやっぱり松本...

天才が凡人へ、凡人が天才へ、そして最後は スポーツ漫画をお勧めしてと言われたら、私はピンポンをお勧めするかもしれない。 努力の限界を容赦なく抉ってくる描写、トップの孤独、人生のかかっている試合、最後は哲学的な域に達してしまうゾーンなど、高校スポーツなのにこの人生観はやっぱり松本大洋だなぁ…と思ってしまう。 氏の典型的なダブル主人公だが、ペコとスマイルどちらに感情移入するかと言われたら、私はペコに感情移入してしまう。 仕事でもスポーツでも、成功経験のある人は必ず味わったことがあると思う。急に、自分ではない人間が注目され出した時のザワザワ感。特にその相手が、自分が卓球の道へ導いてやった幼馴染だったら。 見る目のある人間は、ペコよりスマイルの方が才能があることを見抜いてしまう。 そして慢心がペコを神童からまさに凡人に変えようとしていることも。 才能でやれる範囲を超えた時、ついつい「自分はここまでだ」と考えてしまう。けれどそれは本心ではない。本心はもっと先へ行きたいと願っている。「この星の一等賞になりたいの」と言っている。格下と思っていたライバルにも負け、完膚なきまでにプライドを折られたとき、どうやってこの本心を取り戻すのか。恥を捨てるしかない。 本心を聞こえなくさせるのは、恥である。 仕事で打ちのめされたとき、いつもアクマの言葉を思い出す。 「血ヘド吐くまで走り込め、血便出るまで素振りしろ。今よかちったぁ楽になんよ」 これが真実と知っている。今いる場所は関係なく、進み続ければ人間は生きていける。

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2023/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ものすごい物語 いろんな場所で取り上げられる名作 漫画家が勧める漫画ってことで 取り上げられていて 手を出していなかったことに気づいて 読み始めました。 こんな作品だったね 絵の力 セリフの力 どちらも良いなぁ 物語の始まりの一巻

Posted byブクログ

2022/02/23

松本大洋作品との出会いはピンポンから。 卓球台の上を飛び交う球のあの音がまさに似合う疾走感と清々しいぬけの良さ、そしてセンチメンタルなにおい。 何年経っても、何回読み返しても、いつでも胸が躍る。

Posted byブクログ

2021/09/21

映画とは違った感動がある。 絵はそんなに好きじゃなかったけど、後半は逆にそれが個性的で良かった。 心に残る言葉やセリフがふと飛び出してくる。

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2021/08/26

コナン好きな小5兄に、新しいタイプのマンガを知って欲しくて借りてみたけど、やっぱりまだコナンみたい笑。鉄コン筋クリートの映画は好きだったけど。母も当時はまったピンポン。

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2020/03/25

最高にかっこいい漫画です。 弱者の生き様、強者の孤独、敗北者の絶望、勝者の見る景色… スポーツでの様々な感情が突き刺さるほど鋭く描かれています。 紹介しきれないほどの名シーン名台詞の嵐。 ぜひご一読ください。

Posted byブクログ

2019/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もはや、卓球マンガの大定番、ほぼほぼ、永遠の名作、の、仲間入りをしている作品だと思われるのですが、まあ、とんでもなく面白いです。 1996年に、単行本の第1巻が発売されているのですね。2019年現在からすると、26年前か、、、驚くなあ。まあ、今の時点で読んでも、おっそろしく古びてないので、そらもう大したもんですね。ある種の壁を突き抜けた作品は、そのジャンルにおいて、永遠に模範となる存在となり得る、という、良い証明の作品ではないでしょうかね? 凄くうろ覚え、且つ個人的な感傷になりますが、この作品が発表された1996年当時、自分は大学生になったばかり、くらいだったのですが、本当に申し訳ない意見なのですが、卓球、という競技の存在感って、「ダサい」に近い認識だったと思うんですよ、世間一般の常識として。 野球、サッカー、バスケなんかと比して、ダサい球技。それが卓球。みたいなパブリックイメージを、なんとなく自分個人だけの思いかもしれませんが、世間体としてみんなが思っている、そんな風潮の時代だった、気がするんです。 でも、そんな時代の雰囲気のなかで、既に大注目の漫画家的存在だった松本大洋が、卓球を題材に新連載を始めた。そしてそれが、問答無用の大傑作だった。 その事実が、なんと言いますか、素敵なんですよねえ、、嬉しいんですよねえ、、、 きっと今後も、マンガという表現形態が無くならない限り、あらゆる世代を超えて読み継がれていく作品なんだろうなあ。そんな気がする。それほどに大好きな作品ですね、うん。 ちなみに、この漫画、そもそもの始まりからして「僕の血は鉄の味がする」の名ゼリフからスタートするわけですが、漫画のスタート時点では、このセリフを言っているのは、スマイルこと月本誠なのですが、このセリフを元々、スマイルに教えたのが、ペコこと星野裕なんですよね。186ページなのですが、ペコがスマイルに「知ってるか?血って鉄みたいな味がするんだぜ!」って言ってます。だから、このスマイルのセリフは、「僕もペコも同じだ。血は鉄の味がする。あこがれ続けているヒーローであるペコと、僕は、そこは同じなんだ。嬉しい!」っていう、感動の表現のセリフなんかなあ、とか、思った次第でした。

Posted byブクログ

2023/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)とは幼馴染み。小学生時代に駅前の卓球場タムラでラケットを握っていた頃からの仲だ。天才肌の星野はいつも好き勝手やり放題。今日も部活をさぼっていた。先輩たちに「星野を部活に連れてこい」と命令される月本だったが・・・(Amazon紹介より)

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2016/09/22

▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃ 特徴的な話し方、絵の感じ、 とても好き。 ▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃

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2016/06/02

詩的な言葉は臭さを超えて青春 熱い 常に言葉で語るのではなく思いを行動で示し、成果をだして少しを語る ヒーロー見参

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