MASTERキートン(11) の商品レビュー
「帰郷」は東西ドイツ統一がテーマ。 共産主義から資本主義への移行 の中で描かれるドラマ。ラストが上手い。 「天使の両翼」は警察犬の物語。 実は動物ものが多いのもキートンの特徴。 犬と人間のパートナーシップが描かれる。 「フェイカーの誤算」は教師もの。 不器用でも学問への真摯な...
「帰郷」は東西ドイツ統一がテーマ。 共産主義から資本主義への移行 の中で描かれるドラマ。ラストが上手い。 「天使の両翼」は警察犬の物語。 実は動物ものが多いのもキートンの特徴。 犬と人間のパートナーシップが描かれる。 「フェイカーの誤算」は教師もの。 不器用でも学問への真摯な情熱に心打たれる。 「鉄の砦」はナポリ・マフィアとの戦い。 自らの仕事への矜持を感じさせるラストがいい。 「特別なメニュー」は珍しく中国絡み。 イギリスと中国は香港という繋がりがあり、 これまで登場していないのが不思議ともいえる。 さらに日本も絡む。 イギリス・中国・日本をつなぐ中華料理の物語。 「聖夜の邂逅」はパブリックスクールが舞台。 学生時代から考古学に首ったけ キートンの活躍が光る。 寄宿生活の雰囲気も感じられる。 「雪山の審判」は エリート研修の教官をキートンが務める物語。 サバイバル合宿の中で能力を見極める。 外資ではこうした試みって本当にあるのかな。 「家族」も東西ドイツ統一もの。 落ちぶれた東独かつてのエリートアスリート。 彼が見い出す家族の姿とは。
Posted by
さすがに中だるみである。 なので、『美味しんぼ』ネタである。 しかも本家は美味しさうなものの技術が不得意で、こっちは「その孫中山の月餅とやらを食わせろぉ!!」と叫びたい程度に美味さうな物がかけるのである。 ぐぬぬ。かっこいいぜ作画担当。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後の話「家族」の泣いているシーンに泣けた。 東ドイツのオリンピック水泳選手の栄光と転落そして、キートンに会うことでまた人生が変わる? 毎回ではあるが、日本人ではあまり知られていないヨーロッパの実情が描かれている。 今読んでも新鮮な話。 浦沢さんは原作があると話がテンポ良いなあ。
Posted by
それを使え。 金のために命を落とすなんてバカげたことだ。 父さん…… その指輪はやるんじゃない、貸したんだ。 しっかり働いてちゃんと返せ。利子をつけてな。 それが資本主義ってもんだろう。 (CHAPTER 1 帰郷)
Posted by
本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった...
本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった最終回は特に名作ですね。 浦沢作品の中でも特に人物描写が優れていて、登場人物の誰もが魅力的です。
Posted by
<おすすめシーン> 暇だけどつまらない漫画は1ページたりとも読みたくない、そんなときに。 ☆言わずと知れた名作。私はすでに暗記パンが必要ないくらい熟読しているので、あと3年は封印しとこうかと思います。スリルあり、人情あり、エンターテイメントはかくあるべきというような漫画です。
Posted by
- 1