拳児(ワイド版)(1) の商品レビュー
久々に読み返している。 八極拳を学ぶ少年が成長していく、というストーリー。 ストーリーも面白いのだが、 技を受け継ぐ 学ぶ 人としての在り方 という角度で読んでも面白い。 現在読んでいる3〜5巻の中からピックアップすると 「インドに、『必要な段階に至った時、師は目の前に現...
久々に読み返している。 八極拳を学ぶ少年が成長していく、というストーリー。 ストーリーも面白いのだが、 技を受け継ぐ 学ぶ 人としての在り方 という角度で読んでも面白い。 現在読んでいる3〜5巻の中からピックアップすると 「インドに、『必要な段階に至った時、師は目の前に現れる。』ということわざがある。天の導きというやつさ。」 「一度にたくさんやって一つも身につかないより、大切なことを一つ一つ身につけることが大切なのだ。」 「恐怖をしらない人間は、皆、未熟なうちに滅びてしまう。恐怖を知っている人間だけが、それをバネにして本当に強くなり、やがては、その恐怖を克服できるのだ。」 「一つのことを懸命にやる。それは若さの特権だ。でも、それが唯一絶対だと思うのは間違いだ。世の中は広い。価値あるものは、たった一つだけじゃない。」 など。 ちなみに、私は、「一回体に通す」という考え方 愛蔵版11巻の「外伝」(八極拳創始者・そして李書文のエピソード)が好きである。
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きっと今読んでも確実に面白い。 トニー譚。 尺の都合か終わり方がちょっといただけないけど、それ以外は素晴らしいです。
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日本の八極拳ブームの始まりはこの漫画から! 中国拳法を真面目に描いた名作中の名作。ネギまの赤松もパクってます!!
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本格中国武術漫画。本作品は格闘漫画としては常套手段である、いわゆるケレン味を重視したアクションを重視した物では無く、武術とはなんぞや、という「道」を説くような解説書めいた作品です。なんだか描かれていることを実践したら、ホントに強くなるような気にさせる作品でもありますね(笑)。ただ...
本格中国武術漫画。本作品は格闘漫画としては常套手段である、いわゆるケレン味を重視したアクションを重視した物では無く、武術とはなんぞや、という「道」を説くような解説書めいた作品です。なんだか描かれていることを実践したら、ホントに強くなるような気にさせる作品でもありますね(笑)。ただ、ちょっと原作者が中国拳法を神聖視し過ぎているきらいもあります。ですのでちょっと鼻につく人もいるかもしれません。実際の中国拳法は作品中で語られるような謎めいた不思議な力を発揮するものではなく、人間の持つ攻撃力の方向を効率良く発揮させる拳法なので。まぁ中国武術は修行法が門外不出だったり、寺院武術だったりするせいで、神秘的に見えますが、本来の中国武術は徹底したシステマチック武術なのですけどね。あ、でもそういった作品中での神秘的な描写こそが、この作品の「ケレン味」なのかもしれませんね(笑)。
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