アンドロイドV(文庫版) の商品レビュー
『サイボーグ009』が1964年連載開始で本作は1965年連載開始らしい。 しかし長年描き続けられた前作に比べ、本作は短期間で完結してしまいました。 『サイボーグ009』はキャラの立った個性的なサイボーグが9人いて賑やかでした。 本作はアンドロイドAからZまでV以外にも20人...
『サイボーグ009』が1964年連載開始で本作は1965年連載開始らしい。 しかし長年描き続けられた前作に比べ、本作は短期間で完結してしまいました。 『サイボーグ009』はキャラの立った個性的なサイボーグが9人いて賑やかでした。 本作はアンドロイドAからZまでV以外にも20人ほどいるはずですが脇役のやられ要因でキャラ立ちしていない。 サイボーグとアンドロイドの違いとして、サイボーグは元は人間だったのでそれに関しての哀しみがドラマになったのですが、アンドロイドにはそういう面はないので単調になります。 そういった設定の違いがこの二作品を分けたのでしょう。 『サイボーグ009』の陰に隠れてしまったかのような本作品ですが、物語自体は面白かった。 最後の「水星人間事件」で登場する悪の組織が物量や人材など豊富で強敵だった。 悪の組織のボスの弟が002(ジェット・リンク)似で、悪の組織のマッドサイエンティスト・ガモフ博士が007(グレート・ブリテン)似で、アンドロイドⅤの兄弟・ケンが009(島村ジョー)似。その他にも水星人間やらサイボーグの殺し屋(ダイナモ?スキーク?)やら殺人ロボットなど短い作品なのに強敵が惜しげもなく登場します。 そして物語の上ではアンドロイドVがサイボーグ009キャラを倒してラストマン・スタンディングだったのでした。 なお、私が子ども時代に古本屋で購入したのは秋田漫画文庫版(1976年発行)。 表紙がSFっぽいのです。(カバーイラスト JCA会員・岡崎甫雄) よく見れば描かれている人型アンドロイドがキカイダーっぽくないですか? SF KidなWeblog 石森章太郎【アンドロイドV】表紙:岡崎甫雄 https://sfkid.seesaa.net/article/484732541.html
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