どろろ(1) の商品レビュー

手塚治虫(著者)

2024/08/31

どこか座頭市を彷彿とさせる、時代劇SF妖怪アクション。

8才の娘へどうかなと思い購入。

このサンデー版は全ての漢字にふりがながふってあるので、小学校低学年からおすすめ。

全4巻

2017/10/02

己の野心の為にこれから生まれてくる子供の体の48の部位を妖怪に捧げた男・醍醐景光と
その息子・百鬼丸の復讐劇及びその連れであるどろぼう・どろろの物語。

義眼義手義足その他48箇所が作り物である体を利用した百鬼丸の独特な殺陣と
戦火で両親を失ったどろろがたくましく育っていく様を描いて
これからが面白くなってくる！ってところで見事に打ち切り。悔やまれる。

続きを読みたい気持ちはありますが
個人的には打ち切りなりに上手くまとまってる気がします
最終話最後の1ページの雰囲気が秀逸で、
中途半端な終わり方ながらもそれを良しと思ってしまえる凄みがありますね。
それも全ては第1話で醍醐景光が妖怪に願いを告げるために篭った
地獄堂のインパクトの成せる技かと思います。

そんなどろろでどうしてもひっかかるのが横文字の多用。
舞台は戦国の世の日本なのに横文字が登場する頻度がやけに多くて気になりました。
たまに使うのならばギャグで済ませられるんですけど
多発されると緊張の糸が切れちゃって話に引き込まれないんですよねえ。

2011/08/27

この引き込み方はさすが手塚先生、と思わせます。
百鬼丸はもちろん、どろろもこんな小さいのに結構な過去を背負っています。

このストーリー性、まさしく天才。

2011/04/26

父親の野望のため、生まれながらにして身体の48の部分を妖怪に奪われた百鬼丸と自称大泥棒どろろの２人の旅がはじまる。

2010/04/19

今でこそ名作のひとつに挙げられることの多い「どろろ」も、連載中は暗く陰惨な内容が読者に受け入れられず打ち切りの憂き目に会っていたそうな。今読み返すと、「ばんもんの章」（ベルリンの壁や板門店に対する風刺）に代表されるように反戦色の強い一面も見て取れます。

ラストのどろろ号泣から別れに至る一連のくだりはかなりの名シーン。ニヒルな百鬼丸の性格や容姿は、そのままブラック・ジャックに受け継がれています。

2009/10/04

よく動く絵に練られた内容でおもしろい！！これで体が全部みつかるまで描かれていれば完璧だったのに。
あの終わりが大人の事情で仕方なかったとしてもせめてどろろと百鬼丸が最後別れないで終わってくれてればよかったのにと思います。。

2009/10/04

手塚治虫の最高傑作のひとつだと思っています。最後のほうはグデグデですが、みなさん、おわかりでしょうか。百鬼丸が、戦う怪物、その後に得られる一つ一つの身体。
これこそ、我々自身の成長してゆく姿そのものなのではないでしょうか。
医師の資格を持つ手塚。青年心理学的内容を意識して書いたのは確かでしょう。

2009/10/04

差別用語が多く、問題になった手塚治虫の漫画。
手塚治虫の漫画は絵がポップで可愛くって、誰にでも親しみやすい感じ。
新しくなったのは差別用語が一つもないので、小学生くらいの子にもオススメ。

2009/10/04

手塚治虫大先生の名作。読んだことなかったんだけど、旦那がすきで、PS２のゲーム買って、それ見てたら読んでみたくなって買いました。

2009/10/07

田島昭宇の魍魎戦記摩陀羅の元ネタ。
発想がすごいだけに途中で投げ出しているのが残念。長編として読みたかったな。04/07/31