堤中納言物語 の商品レビュー
平安時代後期に、誰かが書いた短編集のコミカライズです。何だかネタ帳のような印象を受けます。「物語合」(今風に言えばMONO-1?)で勝って有名になろうとしていた誰かさんのネタ帳。あ、あくまでも私見です。坂田靖子先生の絵を見ているとそんな気がして…。
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平安時代以降の成立とされる10の短編と1つの断片からなる『堤中納言物語』を坂田靖子さんのユルい絵で1冊のまんがにしたもの。 ユルい感じがとても良かったです。 登場人物たちがみんな人間くさくて面白かった。 「虫めづる姫君」とか「はいずみ」とか有名だけど、最初は強引に思えた男君が仏さまになって(?)親のいない姫君に美しい貝をプレゼントする「貝合」が、なんだかほのぼのとしていて良かったです。
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1995.08.25購入 (「BOOK」データベースより)amazon 平安びとの円熟した機知とユーモアをうかがわせる日本最古の短篇物語集。毛虫をこよなく愛するお姫様を主人公とした「虫めづる姫君」、悲劇から一転、めくるめく展開の末に喜劇として幕を閉じる「はいずみ」など、シンプルな...
1995.08.25購入 (「BOOK」データベースより)amazon 平安びとの円熟した機知とユーモアをうかがわせる日本最古の短篇物語集。毛虫をこよなく愛するお姫様を主人公とした「虫めづる姫君」、悲劇から一転、めくるめく展開の末に喜劇として幕を閉じる「はいずみ」など、シンプルなタッチで軽妙に描く十篇。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
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