ジャングル大帝(愛蔵版)(下) の商品レビュー
ジャングル大帝の(上)を読んでそのあと(下)を読んだらつながってて、パンジャは死んじゃったけどレオがパンジャ一世になってライオンの王様になってかっこいいなぁと思った。
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おそらく私の原点のひとつだろう。 やや大きくなって、この本を買ってもらい、初めて原作のラストを知った時の衝撃と動揺は筆舌に尽くしがたい。あまりにショックで、泣くわ、この漫画を遠ざけてしまうわ… だが今思えば、この時もう一度「ジャングル大帝」が私の原点になったのだろう。
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人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。 レオを巡る人々や...
人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。 レオを巡る人々や動物たち(父親パンジャ、母親エライザ、そして奥さんライヤまでも)が次々と死んでいってしまう物語構成は非常に寂しい。レオも最終的には自己犠牲で、ヒゲオヤジの命を守るために死んでしまいます(泣)。 その壮絶なクライマックスを通して読者に伝えられた「すべての命は平等である」というメッセージが、その後『火の鳥』『ブッダ』『ブラック・ジャック』等にまでも引き継がれていくことを考えると、この初期手塚作品『ジャングル大帝』(1954年完結)の偉大さを改めて理解することができるでしょう。
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