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ニーベルングの指環(新潮版)(1) の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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Webコミックの先駆け

これは松本零士先生がWebコミックに挑戦し試行錯誤した漫画である。 のちのWebコミックは、この恩恵を受けているといっても言い過ぎではないでだろう。

2011/04/14

ワーグナーのオペラ、ニーベルングの指環を松本零士が解釈して漫画にしたもの。リメイクとかオマージュみたいなものか。 舞台は宇宙。 ハーロック、メーテル、エメラルダスなんかも出て来る。 勿論、オペラの原作通りワルハラにいるヴォータンやブリュンヒルデやも出てくる。 ただ、全四部なのだが...

ワーグナーのオペラ、ニーベルングの指環を松本零士が解釈して漫画にしたもの。リメイクとかオマージュみたいなものか。 舞台は宇宙。 ハーロック、メーテル、エメラルダスなんかも出て来る。 勿論、オペラの原作通りワルハラにいるヴォータンやブリュンヒルデやも出てくる。 ただ、全四部なのだが、最後の四部がずっと未完のままになっている。 ものすごい面白い。 第二部からハーロックやエメラルダスたちの子どもの時の話になるんだけど、もうワクワクが止まらない。 さらに、ニーベルングの指環を下敷きにしているだけあって、ストーリーも複雑で読み甲斐がある。 松本零士の宇宙のおはなしって凄い。読み始めるとはまってしまう。 まず、とにかくスケールが大きい。 何せ、キャプテンハーロックだのクイーン・エメラルダスだの銀河鉄道999だの松本零士の宇宙の話は全ての世界がつながっている。というか、同じ世界での話なのだ。 とにかく世界観が大きくて、しかも、ディテールが細かい。 特に銀河鉄道999なんかを読むと、よくこんなにたくさん細かい設定を思い付くな、というくらいだ。 ディテールの細かさが、広い世界にさらに深みを出している。 ただ、たまに後付けっぽい設定も見られるが。まあ、気にしない。 また、独特の哲学がたまらない。 「時間は夢を裏切らない!! だから、夢も時間を裏切ってはならない!!」 このフレーズはかっこよすぎる。 まあ、たまに、何言ってるんだかわけの分からないこともあるけど。やっぱり、そこは気にしない。 そして、なぜかメーテルとエメラルダスが美人過ぎる。 これは読まないと分からない。 絵だけ見ると、メーテルもエメラルダスも単なる睫毛の長い、黒い服の女なんだけど、話しを読んで行く内に凄く惹かれる。 凄く気高く美しいし、賢く聡明で、強く、しかし傲慢ではなく、どこか艶っぽくてちょだとエッチな感じさえする、しかして清純なのだ。 いや、本当にこんな女性と結婚して、旅し続けたい。銀河鉄道に乗っていつまでも時の輪の旅を続けたい。メーテル愛してるよ。 ニーベルングの指環では、メーテルよりもエメラルダスが素敵。いや、ブリュンヒルデも良い。 そう思える。 でも、絵だけ見ると睫毛の長い喪服女なのだ。 読むと、なぜか分からんがすごく魅力的に感じられるようになるのだ。 しかし、逆を言えば、松本零士の宇宙のおはなしって、世界観と独特の哲学とヒロインの美しさだけで押し切っているところもある。 何せ大抵の敵はだいたいビーム一撃とかで死んでしまったりする。 ちょっと芸が無いような気もしてしまう。 さらに、オペラのニーベルングの指環と比べると、心情描写が弱い気もする。オペラの方が歌と音楽を使う分 、人間の心に直接訴えかけてくるものがある。キャラクターの喜怒哀楽がビシビシ来る。オペラはビデオで二部だけしかみたことないけど、それでも、ビシビシ来る。 ただ、松本零士も面白い。 まあ、やっぱり、宇宙なんだ。 スケールが違うんだ。 そんな話。

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2009/10/04

A4版コミック(でかい)。松本零士は大版でも十分に楽しめる漫画家ですが、B5コミックの方が短編漫画、エッセイ等が付いててお得かも。

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2009/10/04

ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』の松本零士版。その第1巻「ラインの黄金」。1990年ごろの作品。序盤はゆったりと話が進み、神話を基にした話だけあって荘厳さを感じさせる。ハーロック、エメラルダス、トチロー、メーテルなどのオールスター総出演作品であり、相手も宇宙の中心に住む神々...

ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』の松本零士版。その第1巻「ラインの黄金」。1990年ごろの作品。序盤はゆったりと話が進み、神話を基にした話だけあって荘厳さを感じさせる。ハーロック、エメラルダス、トチロー、メーテルなどのオールスター総出演作品であり、相手も宇宙の中心に住む神々とあって豪華さとスケールの大きさを感じる作品だ。

Posted byブクログ

2009/10/04

本物の「ニーベルング」を聴く気力がないので、漫画で。しかしながら、さすがは松本零士氏。タダの漫画ではありません。

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