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デロリンマン(文庫版)(上) の商品レビュー

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2009/10/07

この頃のジョージ秋山って、いったいどんな育ち方をしていたのだろうと思います。 「アシュラ」にしても、「銭ゲバ」にしても、そしてこの「デロリンマン」にしても。 ギャグマンガなんですが、多分、けっして笑っていないと思う。 というより、何もかもに対する怒りを感じる。 物語的に、その...

この頃のジョージ秋山って、いったいどんな育ち方をしていたのだろうと思います。 「アシュラ」にしても、「銭ゲバ」にしても、そしてこの「デロリンマン」にしても。 ギャグマンガなんですが、多分、けっして笑っていないと思う。 というより、何もかもに対する怒りを感じる。 物語的に、その先の救いまで見ているように感じるのですが……怒りが強すぎて、そこまでたどり着けない。そんなもどかしさを感じます。 あぁ、でも、デロリンマンを見ていると、今も昔も、世知辛い世の中なのはあんまり変わってないのかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

サラリーマンのお父さんが飛び降り自殺を図って失敗(そのせいで顔が元とは全然違ってしまう)、デロリンマンとなって世の中の悪と戦うという話。 ○○マンといっても、超人的能力もなくフロシキを首に巻いただけの普通の人(だからよく失敗もするし、子供たちにすらイジめられます)です。かつ、悪の...

サラリーマンのお父さんが飛び降り自殺を図って失敗(そのせいで顔が元とは全然違ってしまう)、デロリンマンとなって世の中の悪と戦うという話。 ○○マンといっても、超人的能力もなくフロシキを首に巻いただけの普通の人(だからよく失敗もするし、子供たちにすらイジめられます)です。かつ、悪の組織や宇宙からの侵略者もでてきません。 深読みのしすぎかもしれませんが、私がこの作品から感じるのは、ひたすら弱者の悲哀であり、デロリンマンのひたむきで無力な優しさです。しかし、世間は彼に報いることなく流れていくのです。

Posted byブクログ