新・ゴーマニズム宣言(7) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この巻では戦争論の反響(海外でも)、つくる会の経過、携帯関係に期待しない、大衆の定義、歴史の大切さが書かれている。「戦争の悲惨でなく戦争を語れ」とはごもっとも。
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「公」と「私」、「集」と「個」 戦後民主主義の中で、空洞化した個人主義に陥った現代人。そして紛れもなく、自分もその時代で育った。 「個」を作るには核になるものが必要で、それが信仰や国家や伝統。それがないから、空洞化した空っぽの「個」ができてしまい、それに耐えきれなくなった若...
「公」と「私」、「集」と「個」 戦後民主主義の中で、空洞化した個人主義に陥った現代人。そして紛れもなく、自分もその時代で育った。 「個」を作るには核になるものが必要で、それが信仰や国家や伝統。それがないから、空洞化した空っぽの「個」ができてしまい、それに耐えきれなくなった若者が「自分探し」にはまるのだ。 という論旨は、2010年の今、老若男女問わず、全ての現代人が陥っていると思うのは、日常生活を見ていれば、容易にわかる。 携帯電話やゲームは、こんな空洞化した個を埋めてくれると勘違いさせるには十分な威力を持っている。 しかし、これは「情報」でしかつながっていない。
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