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シグルイ(1) の商品レビュー

4.3

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    7

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2023/01/21

江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者・藤木源之助と盲目の天才剣士・伊良子清玄だった!!  徳川家光の実弟でありながら自刃させられた徳川忠長は、数々の残虐行為により罰せられたが、真剣による寛永御前試合は最悪のものだった。 その御...

江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者・藤木源之助と盲目の天才剣士・伊良子清玄だった!!  徳川家光の実弟でありながら自刃させられた徳川忠長は、数々の残虐行為により罰せられたが、真剣による寛永御前試合は最悪のものだった。 その御前試合で雌雄を決したのが、藤木源之助と伊良子清玄。片腕の剣士と盲目で片足が不自由な剣士の立ち合いに込められた因縁が、明らかに。 残酷無惨時代劇、開幕!! 濃尾無双と名高い虎眼流の後継者と目された藤木源之助と虎眼流に道場破りに来た伊良子清玄のライバル関係の始まりが、岩本虎眼の頂点にした虎眼流のザッツ封建主義的な支配関係や藤木源之助vs伊良子清玄など異能な剣士同士のバトルで描かれていて、凄まじい迫力ある絵力に惹き込まれる第1巻。

Posted byブクログ

2021/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テンションが高い 薔薇のモチーフが多い 残酷な描写が多い 掛川あたりってこんな話が転がってるんだなあ 今度こだまに乗ったら思いを馳せよう

Posted byブクログ

2022/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!(Amazon紹介より)

Posted byブクログ

2018/04/16

全15巻を読了。 途中、本筋から外れた話もあったが、最後まで一貫して美しい残酷物語でした。登場人物が悉く狂気をまとっていて共感は全くできないのですが、それぞれが一貫した強い意志のもと、己の剣を死に物狂いで磨く様が、この癖の強い、しかし迫力と画力の高い絵と相まってどんどん物語に引...

全15巻を読了。 途中、本筋から外れた話もあったが、最後まで一貫して美しい残酷物語でした。登場人物が悉く狂気をまとっていて共感は全くできないのですが、それぞれが一貫した強い意志のもと、己の剣を死に物狂いで磨く様が、この癖の強い、しかし迫力と画力の高い絵と相まってどんどん物語に引き込んでいきます。 ラストシーンが衝撃的で、また説明がなされないまま終わってしまったのですが、ネタバレを読んでそこにも伏線回収があったのかと、改めてこの漫画の完成度の高さに感服しました。巻数といい一気読みにぴったりな漫画です。

Posted byブクログ

2017/04/23

美しく、残酷に。 駿府城領主徳川忠長 自刃 陰腹かげばら 諫言かんげん 天下は既に泰平 翻意=反抗する気持ち 駿河五十五万石 暗君 濃尾無双 不覚傷 背面の隆り 沈痛 弔辞のそれ 武門の誉れ 封建社会の完成系は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ 隻腕と盲目の...

美しく、残酷に。 駿府城領主徳川忠長 自刃 陰腹かげばら 諫言かんげん 天下は既に泰平 翻意=反抗する気持ち 駿河五十五万石 暗君 濃尾無双 不覚傷 背面の隆り 沈痛 弔辞のそれ 武門の誉れ 封建社会の完成系は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ 隻腕と盲目の剣士 差配 不屈の精神を持った剣士にあっては自己に与えられた過酷な運命さだめこそかえってその若い闘魂たましいを揺さぶりついには… 無明逆流れ 太刀筋 異形と化すまでに鍛え込まれた背中 万力の如く刀身を締めつける跛足の指先 遠江国とおとうみくに掛川 鍔迫合 手心 艶めいた芳香 道場破り 隆盛 斃すことまかりならぬ伊達にして帰すべし 機を逸した 骨子術 指搦み 膂力 かじき 虎眼流 殺めるは易し伊達にするは難し 道場は芝居をするところではござらぬ この時清玄が見せた跳躍は鍛錬によって到達し得る領域を明らかに凌ぐものである 天稟 否彼奴はすくたれ者にござる 指の鍛錬になりますゆえ 藤木源之助 世襲制 何の呪いだ… 岩本虎眼 心の平衡を失った 所作を封じた 涎小豆よだれあずき 鉢巻切 練り 手拭 奥歯を粉砕 活動方針を示唆 漸く器が整いおった 敬もうて いずれが強い種かと尋ねておる 誹り兜投げ 数馬と兵馬 船木流免許皆伝 根絶やしにしてくれる 蛮行 機織の町掛川を血に染める さよのなかやま小夜中山鎌鼬 人間の感情が極端にはしるところに残酷はうまれる 女なら悲愁を描く男なら残酷を描く 残酷が表面化しない社会 私が取り上げるのは、何か問題が生じた時、それを和らげようとするのではなく、寧ろカンカンになってしまう人間、感情を極端に走らせる人間である。 南條範夫 失うことから全ては始まる 正気にては大業ならず 武士道はシグルイなり

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2014/04/22

全15巻。 駿河城御前試合をモチーフにした2人の剣士と2人の女性の話です。 かなり残酷な表現が多いですが、絵の迫力・緊張感に引き込まれるように読んでしまいました。

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2013/11/18

北斗の拳レベルのグロいとこもあるけどかなり面白いです。めっちゃ残酷で人死にまくり。ぼくと同じ名前のキャラが出てくるのでワクワクしたのですが主人公格2人にあっさり殺されて顔の皮を剥がれるという扱い。残念。最後のどっちが勝つのかの僕の予想は外れました。相打ちと予想してた。

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2013/06/23

時系列が、たまにかわるので少しわかりにくい。 内臓はみ出してたりするので、ダメな人はダメかもしれない。 先生が狂いすぎですごい。正常な時でも十分狂ってるってのがすごい

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2013/05/24

漫画に説明語りやモノローグが付くのは 基本的にはタブーだと思ってるんだけど シグルイの語りは燃えるのは何でなんだろう。 語りがただの説明ではなく 物語を盛り上げるための補助になってるからかな。 語りを削除しても漫画として成立するが あえて加えている、みたいなのが タブー化して...

漫画に説明語りやモノローグが付くのは 基本的にはタブーだと思ってるんだけど シグルイの語りは燃えるのは何でなんだろう。 語りがただの説明ではなく 物語を盛り上げるための補助になってるからかな。 語りを削除しても漫画として成立するが あえて加えている、みたいなのが タブー化してない語りなのかもしれない。 北斗の拳の作者は「闘う男はセクシーでなければいけない」という信念を持ってたそうだけど シグルイのメイン二人がイケメンなのもそういう理由だろうか。 女性陣や童子がエロいのはグロにエロを混ぜると相乗効果が出るっていう理由だろうけど。

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2013/05/12

<全15巻:全編への感想です 原作読破済み> シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。 狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主...

<全15巻:全編への感想です 原作読破済み> シリーズ途中で原作小説を読み、大筋にのみ乗っ取り、キャラクター像や登場キャラクター、エピソードは山口氏(以下「作者」)の独自創作・改変が予想以上に多いことを知り、納得しつつも改めて驚きました。 狂気の暴君・大納言忠長が駿河城にて主催した真剣御前試合。その第一試合に登場した二人の剣士は、片や全盲、片や隻腕という異様な取り合わせ。 二人の一見奇矯な剣法がぶつかり合おうとするシーンから一転、その因縁が1から語られ、最後は試合の決着がついて終わります。 残酷物の傑作として知られた原作に劣らず、(もう表紙からして)血と内臓、不条理と狂気の応酬。迫力は素晴らしく、特に序盤の吸引力は流石と評するしかありません。 ただ途中から、作者の魅力である描線が細く、コントラストも弱めになって(というか最終的なクリーンナップを行っていないデジタル処理に見える部分も)行くのが個人的に残念。絵柄が研ぎ澄まされていったとも言えるのでしょうが、鮮明かつねっとりとした線のほうが好きでした。 また改変・オリジナル部分もあまりにもエキセントリックなところが多く、正直中盤以降口飽きする感は否めませんでした。 ここは原作既読かどうかによって大きく異なるでしょうが、虎眼先生をあそこまでエキセントリックで痴呆がかった老醜の剣客(それでも腕は確かという怖さはそれはそれでよかったんですが)として描く必要はあったのかなど、疑問に思う部分も読み進むにつれて増えてきました。 特に別エピソードである「がま剣法」から屈木を出演させる意味と意義が今一つ伝わらない感じでした。 その辺りの中盤のダレと、原作の行間を補強するのはいいのですが、これ必要だったのかな?というエピソード群が残念。 全体で7~8巻ぐらいにまとまっていれば文句なしの名作だったかもしれません。 ラストは十分に残酷な原作に輪をかけて過酷です。これは悪くなかったし着地点として評価したいと思います。 ただ、この御前試合の真の残酷さ、そして呆然とするほどの無意味さはやはり、原作のラストにこそあると考えます。ぜひ原作小説も併せて読んで楽しんでいただきたいですね。 最後に「無明逆流れ編・完」とあるのは、機会があればほかの章も漫画にしたいという作者の大望なのでしょうか。 この作品以降、作者の魅力であった「テンポの良さ」が失われた感(完結後に執筆・連載中の「エグゾスカル零」でも顕著)が強いのが残念。単なる作風の変化と受け取るべきなのでしょうか、ちょっと今は判断できません。 駿河城御前試合・無明逆流れのエピソードは、その鮮烈さと残酷さゆえに、年代を問わずクリエイターの完成に響くところがあるのでしょう。 この物語をカバーした映画や漫画は他にもいろいろとあるので、読み比べてみるととても面白いです。

Posted byブクログ