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史記(文庫版)(6) の商品レビュー

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2023/06/01

史記第6巻。 始皇帝の死後、胡亥が二世皇帝になるが、趙高の思うがまま。あげく、自分たちの地位を守るために恐怖政治の世となる。少しでも自分たちにとってリスクとなりうる者は容赦なく殺す人たち、それが繰り返されていた古代中国、ホントに酷い。 この巻では項羽と劉邦も出てくるが、2人のキ...

史記第6巻。 始皇帝の死後、胡亥が二世皇帝になるが、趙高の思うがまま。あげく、自分たちの地位を守るために恐怖政治の世となる。少しでも自分たちにとってリスクとなりうる者は容赦なく殺す人たち、それが繰り返されていた古代中国、ホントに酷い。 この巻では項羽と劉邦も出てくるが、2人のキャラクターがこんなに違っていたのは、自分にとっては新しい発見。 28話 趙高の陰謀 29話 農民王陳勝 30話 項羽立つ 31話 劉邦亭長 32話 馬と鹿 33話 函谷関への道

Posted byブクログ

2020/01/29

横山光輝「史記」6巻。 陳勝・呉広の乱から、項羽と劉邦前半。 なんでもやってしまう項羽と、なんでもやってもらう劉邦。なんて対比のしやすい二人なんだろう。多分に、作られたイメージもあるでしょうが、わかりやすいです。

Posted byブクログ

2017/01/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

▼第28話/趙高の陰謀▼第29話/農民王陳勝▼第30話/項羽立つ▼第31話/劉邦亭長 ▼第32話/馬と鹿▼第33話/函谷関への道 ●主な登場人物/趙高(第28話、第 32話)、陳勝(第29話)、項羽(第30話)、劉邦(第31話) ●あらすじ/始皇帝の死 後、2代目の皇帝となった胡亥は政治に関心を示さず、国政は希代の悪宦官・趙高の 思うままとなっていた。 趙高の悪政に人々の不満は、日々高まっていた。そんな中、 ある辺境の守りに徴用された農民たちが目的地に向かう途中、悪天候のため立ち往生 していた。このままでは、どうやっても期日までに目的地へは到着できそうにない。 決められた期日までに赴任地に到着しなくては、秦の厳しい法律では死刑。 そこで、 どうせ死ぬのならと謀反を企てた大胆不敵な男がいた。その男・陳勝は、親友の呉広 とともに策を錬り、まず自分達を引率していた官吏を殺し、秦の打倒・楚の復興を目 的にして反乱の烽火をあげた…(第28話)。 ●本巻の特徴/強国・秦の始皇帝が死ん だ。 圧政の要が崩れたことにより、秦帝国の隆盛にも陰りが見え始め、滅亡への道を たどることになる。 だがそれは同時に、各地の人材たちに旗揚げの機会を与えること を意味した。その中にいたのが、農民から身を立てた陳勝や、のちに英雄となる項羽 らだ。最強の国・秦は、この時代の流れにどう対するのか…!?「趙高の陰謀」「項 羽立つ」など、全6話を収録。 ●その他の登場人物/胡亥、扶蘇(第28話)、呉広、 張耳、周文、章邯(第29話)、項梁、陳嬰、英布(第30話)、呂雉(第31話)、胡 亥、李斯、子嬰(第32話)、宋義、章邯、張良、項梁、宋義(第33話)、 ●本巻に登 場する故事成語・諺・歴史用語など/張楚(第29話)、馬鹿(第32話)

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2013/10/12

陳勝も皇帝をたてれば成功したかもしれない。 それにしても秦を思うに法律は重要だが時代に則さない厳罰はこれまた崩壊の要因となるといえる。

Posted byブクログ

2012/09/30

紀元前から何百年にもわたって小国(といってもかなり大きいのだと思うが・・・)が乱立して互いに覇権を競っていた中国も、秦の始皇帝の登場で、一時はひとつにまとまったかに見えたが、2世皇帝の時代には、はや側近の私利私欲のを抑えることができず、その恐怖政治によってほころびが生じる。 何百...

紀元前から何百年にもわたって小国(といってもかなり大きいのだと思うが・・・)が乱立して互いに覇権を競っていた中国も、秦の始皇帝の登場で、一時はひとつにまとまったかに見えたが、2世皇帝の時代には、はや側近の私利私欲のを抑えることができず、その恐怖政治によってほころびが生じる。 何百年もまとまることのなかった国がやっとまとまってたった2代で、民衆の一揆から発展した内乱により、再び小国乱立の時代へと逆戻りするという史実が、その後何回も繰り返されるところに、もはや中国という多数の人々と広大な土地がひとつの国として機能するには巨大すぎることを証明していないだろうか? この巨大な国をまとめるためには、人々に完全に自由な思想や言論を許すことはできない。ということを物語っているように思えてならない。 逆に言えば、ひとつとしてまとめる自治の単位は、適度なサイズでなければならず、それ以上になるとまとめるためには、仕組みだけではなく、思想の縛りが必要になる ということを思ってしまうのは私だけ? 古くからの歴史と、多くの偉大なる人を輩出してきた中国ではあるが、ひとつの単位として無理やりにまとめるには大きすぎる国、そんな印象を強くする。

Posted byブクログ