ライジング!(文庫版)(3) の商品レビュー
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2022.8.21 市立図書館 宝塚音楽学校/歌劇団をモデルにしたひとりの女優の成長物語、初出は週刊少女コミック(1981年4月から3年半の連載)。全7巻のうちの3巻目にして主人公の仁科祐紀は当初の男役志望から娘役に転向し、物語はぐいぐい展開していく。 12月公演「アラビアの熱い砂」で代役の代役ライラを演じた祐紀は反発してきた高師への信頼を深めるが、宮苑の枠にとらわれぬ3月の小劇場公演「レディ・アンをさがして」の主役に抜擢され、周囲の嫉妬や羨望の的となる。入学時から仲のよかった小夜子まで距離を置くのがつらいが、祐紀はあくまでも芝居への情熱に燃え前向き。 巻末「ライジング!楽屋うら番外長編 ホットライン」で氷室冴子と藤田和子の出会いやこの作品が生まれた経緯がわかる。
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