瞳子 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学生の頃、『少年は荒野をめざす』の主人公に外見も雰囲気も似た女の子と仲が良くて、彼女が勧めてくれたその作品を借りて全巻読んだ。…ということを、図書館の漫画コーナーに本作が並んでいるのを見て思い出した。この3人、まさに『少年は~』の組み合わせじゃないですか。ばらばらにならなかった彼らの、大人になってからも続く温くて居心地良い関係。そのまま中年になっちゃってもヨサゲですかね。初出を見て驚いた。『ビッグコミックスピリッツ』こういう作品も載せるんだ…。ふた昔くらい前に父親が購読していたから読んでいたけれど、当時はこういう雰囲気じゃなかったような。良いことですね。(2018-04-21L)
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瞳子という名前のプー太郎してる女性の話。日常が描かれている。人間関係のつながりの弱さ、人間関係の危うさについて認識させられる。人間の関係ってすぐ壊れるなぁ…と思いつつそういう所が案外楽だったり…
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「年齢を重ねると少しずつ人生の謎は解けてきますが、だからといって不安が無くなるわけではないし、情緒が安定するわけでもありません。」 「今日は昨日の続きじゃない、だから、明日も今日の続きじゃない」
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学生時代、ですからもう10数年以上も前に 買った本だったと思います。 先日本棚の整理をしたら出てきて、 大切にとっておいたものらしくとても状態がいいのです。 表紙もとても凝っています。 吉野朔実さんのイラストが淡い色彩で入っていて、 型押し加工までしてある。綺麗な本。 買った当...
学生時代、ですからもう10数年以上も前に 買った本だったと思います。 先日本棚の整理をしたら出てきて、 大切にとっておいたものらしくとても状態がいいのです。 表紙もとても凝っています。 吉野朔実さんのイラストが淡い色彩で入っていて、 型押し加工までしてある。綺麗な本。 買った当初のことを思い出しながら再読しました。 大学を卒業したものの就職もせず、 たまにバイトをしながら自宅で暮らす、 今で言うとニートになるのかしら、女の子のお話です。 親に甘えて一見のらりくらりと気ままな生活を送りながら、 その内面は子どもと大人の狭間くらいでゆらゆらと揺れている。 吉野さんは淡々とした描写のなかに、 その微妙な心情をじつに細やかに拾っていらっしゃいます。 自分のなかにもかつて確かにあった感情を ほろ苦く思い出しながらまた、大人への階段があるとすれば その踊り場あたりで足踏みをしながら じっと大人を観察しているその眼差しにどきりともさせられて。 歳を経て読みかえしてもまた、違った味わいがある。佳作です。 そんな本だからこそ、大切にとっておいたのでしょうね。 当時の自分と握手するような気持ちで、 そっと本棚に戻しました。 また時間をおいて読み返すのも、おもしろいかもしれません。
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図書館で何気なく借りた、初めて読む漫画家の漫画。全部で6話。「俄か雨」は瞳子と母との話。「お葬式」は瞳子と父との話。この2つの話は思わず泣けた。
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ずいぶん前にツレが買って、貸してくれた本。あまりに私が気に入っていたので「それあげるよ」と借りたまま私のものになった本。日常の何気ない風景なんだけど、なぜかじんわり心に沁み入る。今でも大切に本棚に閉まってある。たぶんこれからもずっと私の傍に置いておくであろう一冊。
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自分に正直に、好きなように生きてる瞳子。 あまり彼女には共感しないけど、 森澤や天王寺みたいな友達がいるのはうらやましい。 森澤母も素敵だ。
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吉野さんに対して油断を持ってしまった頃にこれを読んで、ガツンとやられてしまった。瞳子のような性格は、昔はもっと若い時代に体験したように思うけど、今はこの年なのか。
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丁装が美しい。物語はどこにでもいる20歳前後の若者特有のダラダラした生活の話。主人公は著者自身らしいのだが、そう考えると昔の若者もちょっと昔の若者も(ぢぶんのことだ)今の若者もやってることは変わりないのに社会が変わるとこうもとらえられ方が変わるのかと思ってしまう。どっちの方が良く...
丁装が美しい。物語はどこにでもいる20歳前後の若者特有のダラダラした生活の話。主人公は著者自身らしいのだが、そう考えると昔の若者もちょっと昔の若者も(ぢぶんのことだ)今の若者もやってることは変わりないのに社会が変わるとこうもとらえられ方が変わるのかと思ってしまう。どっちの方が良くってどっちが悪いというのはないけど、今は余裕がなさ過ぎるなと思えてくるよなぁ。
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1巻のみ。 中国茶とかイーノとかさりげなく出てくるのがマル。 たまにはこのくらいゆっくり過ごしたい。
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