退屈の小さな哲学 の商品レビュー
結局、人生には退屈な部分も多いが、それに対する根本的な解決策はないということだろう。退屈の紛らわせ方も人それぞれで、『アメリカン・サイコ』や『クラッシュ』、ウォーホルなどの話が出てくるが、あまりピンとこない。やはり、欧米人と日本人とでは、退屈感も違うのだろう。この本自体、退屈な部...
結局、人生には退屈な部分も多いが、それに対する根本的な解決策はないということだろう。退屈の紛らわせ方も人それぞれで、『アメリカン・サイコ』や『クラッシュ』、ウォーホルなどの話が出てくるが、あまりピンとこない。やはり、欧米人と日本人とでは、退屈感も違うのだろう。この本自体、退屈な部分も多く、退屈しのぎにもならない。
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(実存の)退屈は意味の欠如によるもの。退屈は問題でもあるけど、深く自己を認識する可能性ともとれる。退屈(問題)を解消するのではなく、退屈(問題)とともにある、という在り方も選択できる。なぜ退屈なのか、なんの意味を持ちたいのか。退屈にいきる時間をとり、そのなかで自分で考える。
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「疑問を持っている人だけが自己の実現を試みている。」 退屈の4タイプ 1、状況の退屈 2、飽和の退屈 3、実存の退屈 4、創造の退屈 退屈している時は長く感じても、思い出としてはとても短い。
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[ 内容 ] 人はなぜ、退屈することがあるのだろうか。 どうして、自らの意思で退屈したり、また上手に退屈を乗り越えたりすることができないのだろう。 現代人のほとんどが、退屈や倦怠感の経験を持っているにもかかわらず、ハイデッガーなど一部の哲学者をのぞいて、これまで真剣に考えられるこ...
[ 内容 ] 人はなぜ、退屈することがあるのだろうか。 どうして、自らの意思で退屈したり、また上手に退屈を乗り越えたりすることができないのだろう。 現代人のほとんどが、退屈や倦怠感の経験を持っているにもかかわらず、ハイデッガーなど一部の哲学者をのぞいて、これまで真剣に考えられることは少なかった。 本書は、広く一般の人向けに、哲学、文学、アート、心理学、社会学などさまざまな分野の文献を参照しながら、退屈という身近で不思議な現象をしなやかに探究していく。 [ 目次 ] 第1部 退屈の問題(哲学の問題としての退屈 退屈と近代性 ほか) 第2部 退屈の歴史(ac´edie-前近代の退屈 パスカルからニーチェまでの退屈の哲学 ほか) 第3部 退屈の現象学(感情について 存在論-退屈の解釈学) 第4部 退屈の倫理(僕とは何だろう 退屈と歴史 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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