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「心理テスト」はウソでした。 の商品レビュー

3.4

29件のお客様レビュー

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2024/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心理検査はそんなに万能じゃないっていう本。 ちょっと口が悪いなぁと思いつつ、血液型の話とかが嫌いな自分には合ってた。 p. 113 インクのシミが明らかにするのは、唯一、それらを解釈する検査者の秘められた世界である。これらの先生方は被験者のことよりも自分自身のことをたぶん多く語っている(アナスティシ、1982年)。

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2017/09/25

よく知られた診断や心理テストの結果が信じるに足りないものであることを、繰り返し主張する書。では、どんな診断のあり方であればより良いものになるのか、批判だけではなく、建設的な方向性を示してほしかった。一方で、血液型に関しては、本書のおかげで別の試してみたいアイデアが浮かんだ。

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2016/12/02

2016/12/02 少し読んだ 「しかし、速く読んでどうするのかな。人間というのは知っていることは読み飛ばせるが、知らないことは読み飛ばせない。 かしこくなるためには、わからない本を読まないといけない。わからない本はゆっくりと読まないといけない。となると、賢くなるためには...

2016/12/02 少し読んだ 「しかし、速く読んでどうするのかな。人間というのは知っていることは読み飛ばせるが、知らないことは読み飛ばせない。 かしこくなるためには、わからない本を読まないといけない。わからない本はゆっくりと読まないといけない。となると、賢くなるためには速読の出番はないな。 単に目を通しただけの話になる。 まあ、速く本が読めるに越したことはないが、問題は本を読んで何が残るかということだ。本を読んで自分のものにしたいと思ったら、じっくり、ゆっくり読まないといけない。時間をかけただけ理解も深まるはずだよ。記憶も時間の関数だったよね。理解も時間の関数だと思うね。」 「たぶん、金もうけの手段だよ。能力開発という触れ込みだろう。能力も、何のための能力か、考えないといけない。純粋な"能力"なんてないよ。何をするかが問題で、目的のない、単なる能力なんて意味ないよ」

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2016/02/10

世に蔓延る血液型診断、性格診断などを否定しています。科学的根拠がないもなが流行る。この本はそんな世の中に流される人には目から鱗なのではないでしょうか。もう10年近く前の本ですがおすすめです。

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2014/03/30

 世の「心理テスト」がいかに「トンデモ」であるかを明らかにした、驚くべき本。「心理テスト」といっても、テレビや雑誌でやってるような「いかにも」なものではナイ(導入として「血液型」も用意してあるが)。槍玉に挙がるのは、かの有名な「ロールシャッハ・テスト」、定番の性格検査である「矢田...

 世の「心理テスト」がいかに「トンデモ」であるかを明らかにした、驚くべき本。「心理テスト」といっても、テレビや雑誌でやってるような「いかにも」なものではナイ(導入として「血液型」も用意してあるが)。槍玉に挙がるのは、かの有名な「ロールシャッハ・テスト」、定番の性格検査である「矢田部ギルフォード性格検査」、職業適性検査にも使われている「内田クレペリン検査」といった大物揃い。  心理学者がつくる心理テストは信頼できるか。著者は「大部分は信頼できない」とばっさり。その実例として、定番の心理テストについて、それらがいかに恣意的な基準でつくられ、当たらないとわかっていながら運用されているか、ということが、順序立てて語られる。  結論へいたる細部もなかなか面白い。インクのシミを見せて答えさせる「ロールシャッハ・テスト」が、実際にどんなところに注目して診断されているのかがわかるとか。「占い」や「心理テスト」を「当たっている!」と感じるしくみにどんな仕掛けがあるのかとか。 「喧嘩上等」な語り口も爽快で、意地の悪い人ほど楽しめる、かも。  残念なのは……血液型診断をトクトクと語っちゃうような人は、決してこういう本を読まないことかな? 人はたとえ「偽物」であっても、口当たりのいい表現を好むものだ。この本にはそういう心理も解説してある。用意周到というべきか。この本でいかに心理テストが「当たらない」と暴露しても、やはり信じたい人はなくならないし、それを利用する人もなくならないのだろうなぁ。

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2014/01/25

面白い。良書。 冒頭の血液型診断は兎も角として、もっと巷の似非心理テストかと思ったら、真面目に使われている本格的な、歴史のあるテストを預かっている。 著者が自分で分析してるところもあり、統計学の専門家と言うこともあって、今迄読んだ本当は違う迫力有り。

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2012/12/22

定評のある心理検査を妥当性と信頼性の観点からぶった斬る本です。 でも、専門家であればこのくらいの見方はできて当然。というか、有名だからという理由で検査を採用する心理士や院生が多すぎやしませんか? 著者の作ったテスト「MINI」に関しては著者自身無批判です。というか絶賛してる。そ...

定評のある心理検査を妥当性と信頼性の観点からぶった斬る本です。 でも、専門家であればこのくらいの見方はできて当然。というか、有名だからという理由で検査を採用する心理士や院生が多すぎやしませんか? 著者の作ったテスト「MINI」に関しては著者自身無批判です。というか絶賛してる。そんなところがいやらしいので、低評価。

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2012/02/07
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大学の先生に「めっちゃwwwおもろいからwwwよんでみwww」って言われました。 別の先生からもすすめられた1冊で、確かに面白かったです。 だけど先生曰く、心理学初心者は「こんなことが指摘されているのになぜそれを勉強しなきゃいけないのか」という考えにとらわれてしまうため、一通り勉強してから読むほうが面白いらしい。

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2011/08/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

血液型、ロールシャッハ、YG、内田クレペリンが扱われている。 著者は性格の基本として外向性・協調性・勤勉性・情緒安定性・知性の5つ(ビッグ・ファイブ)を元に理論を作らないといけないという主張らしく、YGのように12にも分類されるものや、血液型やロールシャッハのように基礎データのサンプリングが間違っているものは信用すべからずという。また、占いなどに見られるような誰にでもあてはまる性格記述は昔の興行師の名前をとってバーナム効果と呼ぶそうだ。

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2011/06/29

血液型性格検査などは、嘘であると言うことは周知の通りであると思う。 しかし、ロールシャッハテストについては、著者は詳しく調べたのだろうか?もちろん、ある程度の本は読んだとは思うが、今では筆者の作った計算ソフトの数段素晴らしいものもできている。 その現状を知っていてのことだろうか?...

血液型性格検査などは、嘘であると言うことは周知の通りであると思う。 しかし、ロールシャッハテストについては、著者は詳しく調べたのだろうか?もちろん、ある程度の本は読んだとは思うが、今では筆者の作った計算ソフトの数段素晴らしいものもできている。 その現状を知っていてのことだろうか? どうにも、素人が少し本を読んだくらいで批判しているようにしか見えない。

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