「聖」概念と近代 の商品レビュー
非常に読み応えがある本。それだけにだいぶ時間をかけて読んだが、特に「宗教とは何か」?という根本的な問いを考えるためには重要な意味を持つ作品だと思う。それだけ(出来れば避けたい)その問いに対して真摯に真正面から立ち向かっている。 宗教学をやっていると思わず「宗教とは何か」をはぐら...
非常に読み応えがある本。それだけにだいぶ時間をかけて読んだが、特に「宗教とは何か」?という根本的な問いを考えるためには重要な意味を持つ作品だと思う。それだけ(出来れば避けたい)その問いに対して真摯に真正面から立ち向かっている。 宗教学をやっていると思わず「宗教とは何か」をはぐらかしてしまいがちになるのだけど、自分の中でぼんやりと一つの回答が見えてきた感覚を覚えた。 特に、筆者の語る「これからの宗教学」の像には大いに共感させられるものがあった。僕ごときがどれだけそれを実行出来るかはさておいて、貢献出来るように研究していきたいなと思う。
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