いじめの時間 の商品レビュー
7人の作家による「いじめ」がテーマの短編集 どの話も暗い感じ。 「かかしの旅」は少し希望の持てる話。「空のクロール」はその後が気になる。他はもやもやする話。 「亀をいじめる」は気持ち悪い。「ドロップ」は理解できなかった。
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大半よく分からんかった。『リターン・マッチ』と『かかしの旅』が良かったかな。とにかく〝学校は強制収容所〟です。
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いじめをテーマにしたオムニバス形式での短編集。読んでみたら、ハッピーな終わり方じゃなくてじめっとした終わり方の話が多くて、心までじめっとした。楽しくなったり、希望を持たせてくれるような本ではない。ので、ちょっととっつきづらかったなぁ。
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「緑の猫」江國香織 「亀をいじめる」大岡玲 「空のクロール」角田光代 「ドロップ!」野中柊 「リターン・マッチ」湯本香樹実 「潮合い」柳美里 「かかしの旅」稲葉真弓 この中だったら、角田さんの書き方が好き。水泳ができない私がいじめられる話だが、一番リアルであるように感じた。 物...
「緑の猫」江國香織 「亀をいじめる」大岡玲 「空のクロール」角田光代 「ドロップ!」野中柊 「リターン・マッチ」湯本香樹実 「潮合い」柳美里 「かかしの旅」稲葉真弓 この中だったら、角田さんの書き方が好き。水泳ができない私がいじめられる話だが、一番リアルであるように感じた。 物語として不気味で面白かったのは「亀をいじめる」かな。
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複数の作家による、「いじめ」をテーマにした短編集。 全体的に、読後感がとても悪い作品。中でも「亀をいじめる」は抜群に胸糞悪い気分が味わえます。
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7人の女性作家による「いじめ」をテーマにした短編作品集。 湯本香樹実さんの「リターン・マッチ」が出色。 いじめという問題をこんなふうに昇華できるのか!と涙腺が緩んだ。 その他はあまり響かず…。 収録作品: 江國香織 「緑の猫」 大岡玲 「亀をいじめる」 角田光代 「空のクロール...
7人の女性作家による「いじめ」をテーマにした短編作品集。 湯本香樹実さんの「リターン・マッチ」が出色。 いじめという問題をこんなふうに昇華できるのか!と涙腺が緩んだ。 その他はあまり響かず…。 収録作品: 江國香織 「緑の猫」 大岡玲 「亀をいじめる」 角田光代 「空のクロール」 野中柊 「ドロップ!」 湯本香樹実 「リターン・マッチ」 柳美里 「潮合い」 稲葉真弓 「かかしの旅」
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江國さんの名前があるから手にしてみたけど…、とにかく気分が暗くなる本だった。 「いじめの時間」というそのままのタイトルだけれども、その「いじめ」の中にも何かを見出す話なのかなと思いきや、ただ理不尽でやり場のないいじめの話ばかり。 特に「亀をいじめる」は最悪の読後感。 自分が将来親...
江國さんの名前があるから手にしてみたけど…、とにかく気分が暗くなる本だった。 「いじめの時間」というそのままのタイトルだけれども、その「いじめ」の中にも何かを見出す話なのかなと思いきや、ただ理不尽でやり場のないいじめの話ばかり。 特に「亀をいじめる」は最悪の読後感。 自分が将来親になったとき、子供のいじめに悩むようなことになりたくないな…。 お目当ての江國さんは、そんなに悪い気分にはならなかった。 けど、いつもの江國さんらしさはあまり感じられなかった。
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いじめられっこの持つぶつけようの無い思いを他の何かにいじめるという形で発散する様はまさにいじめられっこがいじめっこに変わる瞬間だなあと思った。 ひたすら怖かった。
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江國香織が入ってるから買ったけど、他の著者によるストーリーは気分が悪くなり読んだことを後悔。 江國香織はこんなテーマでもちゃんと江國さんワールドで。胸が気持ち悪くなることもないあっさりこっくりさ。他のを全部読めなかったけど、読む日がくるとは思えないな、今のところ。
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いじめの報道が毎日のように繰り返されている。 ブックオフで何気なく手に取ったこの本を読んでいる間に、 世間が(というよりメディアが)このような状況になったのも、 なにかしらを感じずにはいられなかった。 いじめは、いじめをなくそう!といったところで、それは戦争をなくそう!と同義...
いじめの報道が毎日のように繰り返されている。 ブックオフで何気なく手に取ったこの本を読んでいる間に、 世間が(というよりメディアが)このような状況になったのも、 なにかしらを感じずにはいられなかった。 いじめは、いじめをなくそう!といったところで、それは戦争をなくそう!と同義くらいの遠さで我々の眼に映る。 その根は深く、また鬱屈した、それこそ人間の原悪のようなもので。 何があったから、いじめ、いじめられるんではない。 というのが、ものすごくわかりやすく書かれている小説。 アンソロジー系は、好き嫌いがとにかくはっきり出るのだが、 今回はそれぞれ短編ながら読み応えがあった。 特に『緑の猫』『亀をいじめる』が良かった。 多くの人は、いじめるにしろ、いじめられるにしろ、傍観するにしろ、 多少なりとも通過するこの問題だが、 読み終わった後、あの逃げ場のない、その世界が全てな感じが息苦しく思い出され、 そしてそこから逃れるため自ら命を絶ったこどもたちの未来を思うとたまらなくなる。 その形でしか逃げられなかったというのがわかりすぎて、 安易に自殺はだめだ!だのいう大人に憤りを感じずにはおられない。
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