大宇宙・七つの不思議 の商品レビュー
本書の「七つの不思議」とは、・火星の水にまつわるなぞ・地球型(水が液体のまま存在する)惑星について・たくさん地球型惑星があると推測されるのにもかかわらずETの存在が証明されないこと・宇宙の果てから来る光にまつわる不思議・ダークマター(光を発しない物質)、暗黒エネルギーについて・超...
本書の「七つの不思議」とは、・火星の水にまつわるなぞ・地球型(水が液体のまま存在する)惑星について・たくさん地球型惑星があると推測されるのにもかかわらずETの存在が証明されないこと・宇宙の果てから来る光にまつわる不思議・ダークマター(光を発しない物質)、暗黒エネルギーについて・超ひも理論の織り成す高次元空間や膜宇宙・なぜこの宇宙が人間にとって都合のよいパラメータで形成されているのかを指す。どの一つとっても非常に興味深く、実際読んでみて面白い。特に、暗黒エネルギーについての記述にはかなり驚いた。この章によると、宇宙誕生から50億年前ごろまでは拡大速度は下がっていたのだが、それ以降今日まで拡大速度が増しているらしい(このことは、超新星爆発による光の赤方偏移により証明された)。速度を増すにはエネルギーが必要である。しかもこれだけ大きい宇宙となると中途半端なエネルギーでは宇宙自体の質量による重力に負けてしまうので、宇宙全体にあまねく広くしかも重力に対して反対方向の力を出す強いエネルギーが存在するのである。これを指して暗黒エネルギー。我々の宇宙の70%以上を覆うものらしい。こんなこと、知ってました?
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パワースペクトル 暗黒物質 暗黒エネルギー ニュートリノ ニュートラリーノ アクシオン ブレーン宇宙モデル 10次元空間 全くついて行けませんでした。 本が☆1つというか、ほんとは僕の頭が☆1つ。
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- ネタバレ
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2005年刊行。監修者は京都大学大学院理学系研究科教授、ビッグバン宇宙国際研究センター長。テーマは、火星史と火星内生命誕生の可能性、第二の地球、地球外生命体、因果地平、ダークマター(引力)とダークエネルギー(斥力、宇宙膨張加速要因)、超弦理論とM理論、そして余剰次元に漏れ出す重力(重力子)、知的生命体たる人類が生み出された理由などについて。内容は、多少古いのだろうが、実に明快な叙述。初心者(つまり私)に適した書かな。
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読書録「大宇宙・七つの不思議」3 監修 佐藤勝彦 出版 PHP文庫 P291より引用 “「人間を生んだ宇宙」にいる人間が宇宙を観測する以上、宇宙 は当然、人間を生む条件を整えている、ということです。” 目次から抜粋引用 “火星の水と生命のゆくえ 第二の地球・無数の地球 ...
読書録「大宇宙・七つの不思議」3 監修 佐藤勝彦 出版 PHP文庫 P291より引用 “「人間を生んだ宇宙」にいる人間が宇宙を観測する以上、宇宙 は当然、人間を生む条件を整えている、ということです。” 目次から抜粋引用 “火星の水と生命のゆくえ 第二の地球・無数の地球 宇宙のはてから来る光 目には見えない宇宙の主役 宇宙が人間を生んだ意味” 日本を代表する物理学者の監修による、宇宙研究の中から七つ のテーマを紹介する一冊。 火星における生命の存在についてから人間と宇宙の関係につい てまで、図表を使いわかりやすくなるように書かれています。 上記の引用は、人間原理について書かれた項での一文。 そこにいることが出来なければ、その周りを確認することはでき ないということでしょうか?自分にとって都合のいい状況をつくろ うと躍起になるより、そこにいるということで十分なのかもしれ ません。 地球外知的生命について書かれた章で、宇宙に知的生命は人間 だけだと寂しいかのようにあります。多分、他に多くの知的生命 がいたならば、諍いごとが増えて今よりもずっと苦しくなる、と 考えるのは悲観的すぎるでしょうか。 ーーーーー
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宇宙の謎全般について初心者にもわかりやすく書かれている。但し、超ひも理論の説明はこのページ数では無理だと思った。コストパフォーマンスあり。
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とてもわかりやすく宇宙の不思議さを伝えてくれています。 読書感想文のネタが無い時などに是非。もっと宇宙の事、地球の事が知りたくなること請け合いです
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ETやダークマターなど、宇宙の不思議のお話。 ETの皆さんはいつ地球にいらっしゃるんでしょうか。 おまちしています。
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2005年4月発売と発売時期が最近なので最新の宇宙論に触れることが出来ます。タイトルに7つの不思議とあるように7つのテーマに沿って最新の話に触れることが出来ます。信頼できる佐藤勝彦監修。興味のある人には1読の価値アリです。
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