誰も知らない男 の商品レビュー

ブルースバートン(著者),小林保彦(訳者)

2014/05/19

『誰も知らない男』イエスが、『世界一有名な男』になる過程を、
アメリカの広告会社の大立者が、広告・ＰＲ・組織論をふまえ、推察。
“人の子イエス”として描くことで、宗教とビジネスの共通項を見いだせる。
まとめると『キリストは　サンデル+　ドラッガー』といったところでしょうか？

2010/06/01

あくまでも「広告」・「PR」の本。

正確な定義はなく宗派は様々とはいえ現代で世界一有名な宗教と言えるｷﾘｽﾄ教だが、その根源はｲｴｽがわかりやすく、地道に、根気強く繰り返し民衆から広げていったﾕﾀﾞﾔ教である。

考えてみれば単純。
ｲｴｽは布教という名の「広告」・「PR」の天才であると考えることができる。

・ｺﾝﾊﾟｸﾄな言葉　→　ｲﾝﾊﾟｸﾄ
・誠実な言葉　→　ｲﾝﾊﾟｸﾄ
・ﾘﾋﾟｰﾄする言葉　→　ｲﾝﾊﾟｸﾄ

この本を読めば、あらゆるﾌﾟﾛﾓｰｼｮﾝにおける芯の部分考え方を振り返ることができる。

けど、ほとんど理解できていない。
神髄がわかるまで、繰り返し読んでいきたい。

2009/10/04

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▼ 100文字感想 ▼　
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イエス・キリストはビジネス・マーケティング・広告・PR
の天才であったという視点にまず驚く。イエスは強靭
な肉体を持ち、それが自信につながったと説く。イメー
ジがガラリ変わった。【わかりやすく】が説得の極意。

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▼ ５つの共感ポイント ▼　
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■奇跡は行う側と同様、それをされる側にも大きな何か
　が要求される。病人でも、たしかに治るという信仰が
　なければ治らない。生まれ育ったナザレでは奇跡は
　起きなかった

■イエスはすべてのことをたとえ話で人々に語り、
　たとえ話を用いずには何も語らなかった

■一般的な話はすぐに忘れられてしまうが、日常の
　経験、必要に根ざした話は永久に残る

■人の写っていない写真は載せないというきまりを
　設けている新聞社もあるくらいに、人は自分に興味
　を持ち、次に他人に興味を持つ

■人々をその気にさせる広告は、読み手を尊重し、
　商品を良いものだと心から信じている人が書いた
　ものである

2009/10/04

世界で一番有名な人、イエス・キリストのことを

僕はイメージでしか知らなかったので、この本はかなり

面白かった。イエスを広告プランナーとして考えた場合、

1人から12人、そして世界中に知られるに至るわけで

すごい人なんだよね、という視点がおもしろくて。

でも、どうやってキリスト教がここまで広がったのか、

イエスの死後、使徒がどうやって広めたのか、

この本からは、僕は読み取れませんでした。

「シンプルに」とか「その先を」とか

そういうスタイルはわかったんだけど…

（この後でいろんな人の感想を読んだり、読んだ人に話を

聞いたりして、復習していかないとだめだなぁ。）

ともあれ、イエスという人と成り立ちを知るだけでも

面白い本なんじゃないかと思います。

おそらくビジネスの本として受け入れられるのだろうけど、

もっと気軽に読める本だと思いました。オススメです。