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きのう、火星に行った。 の商品レビュー

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43件のお客様レビュー

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何事にも熱中できない…

何事にも熱中できないさめた拓馬が家に帰ると、7年ぶりに病気がちな弟健児がいた。読後のさわやかさはピカイチです。

文庫OFF

子供特有の気持ち。素…

子供特有の気持ち。素直ではないけれど、完全に曲がっているわけでもないという気持ち。それをこの物語の主人公、拓馬君は思い出させてくれた。個人的には、彼とでくちゃんとの交流がすき。

文庫OFF

6年3組、山口拓馬。…

6年3組、山口拓馬。ヤル気になれば、たいがい何でも出来るのに決して本気にならない性分。それなりに平和な日々を送っていたはずが、病気がちの弟・健児が7年ぶりに家へ戻ってきてからどうにもついていない。家では弟にペースを崩され、学校では何故か連合運動会のクラス代表選手に選ばれる。何でも...

6年3組、山口拓馬。ヤル気になれば、たいがい何でも出来るのに決して本気にならない性分。それなりに平和な日々を送っていたはずが、病気がちの弟・健児が7年ぶりに家へ戻ってきてからどうにもついていない。家では弟にペースを崩され、学校では何故か連合運動会のクラス代表選手に選ばれる。何でも出来るから幸せだってことはないけれど、何にも熱くなれないのはもったいない!と思わせてくれるまっすぐな物語です。

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巧い。おもしろい。か…

巧い。おもしろい。かっこいい。物語がぎゅっと詰まっていて、ラスト近くはものすごい疾走感。タイトルも巧いし、かなりおもしろい。

文庫OFF

2015/09/21

やだわあ、こんなクールめかしたすかした小学生。 なんに対しても冷めていて、生きているのもめんどくさい風情の子供は結構多いと思うし、自分もそういう時期ありました。 でもですよ、彼なんにもしていないのになんでもできちゃうわけなんですよ。そういう同級生。全然一生懸命やっていないのになん...

やだわあ、こんなクールめかしたすかした小学生。 なんに対しても冷めていて、生きているのもめんどくさい風情の子供は結構多いと思うし、自分もそういう時期ありました。 でもですよ、彼なんにもしていないのになんでもできちゃうわけなんですよ。そういう同級生。全然一生懸命やっていないのになんでもさくさくできちゃう。しかもクラスで一番かわいい子に何故か好かれていて、ああそうですか、そういうことなのねふうんふうん。 で、だんだんと熱くなっていって、そんな自分が好きになって行ってしまうわけですね。 感動はしませんでした(キッパリ)でも少年漫画的には結構悪くないとは思いました。

Posted byブクログ

2015/07/07

社会人になって初めて読み切った本 お金をもらわず払ってもらう立場の小学生が主役の話 本気を出して何かをやったこと、最近なかった気がする すれてる山口拓馬くんが弟やデクくんをきっかけに変わって行くのがいいね 面白い!!!っていうよりは、読んでよかった本 ハードルのところはちょっと胸...

社会人になって初めて読み切った本 お金をもらわず払ってもらう立場の小学生が主役の話 本気を出して何かをやったこと、最近なかった気がする すれてる山口拓馬くんが弟やデクくんをきっかけに変わって行くのがいいね 面白い!!!っていうよりは、読んでよかった本 ハードルのところはちょっと胸が熱くなる 山口拓馬は本気っていう一文、いいね 2015.07.07

Posted byブクログ

2014/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 日本語補習校で「廃棄予定」になってる本。たぶん僕がレビュー見て選んだ。結論から言うと、「すごくいい」です。最後の5ページなんてボロボロ泣けます。  6年生の主人公は勉強も運動もできる器用な子どもなんですが、クールで、何をやるのもかったるい。病気で離れて暮らしてた年子の弟が戻って来て、その子どもっぽい言動にいらいらしながら、体育祭の練習やクラスでの出来事によって「熱く」変わっていくっていう話。  たぶん今の日本って、こういう「クール」な子どもってのが標準で、「熱い」子どもってのは「ダサい」って思われてるんでしょうね。困った生徒を見てへらへら笑ってる先生に対して、全校生徒の前で「笑ってないで、ちゃんと自分の仕事しろよ」っていう「熱さ」、好き嫌いは分かれるんでしょうね。類型化されたヒール役や別居してた弟が急に帰ってくるっていうやや無理目の設定もあってか、レビューの評価もすごく高くはないです。  「桐島、部活やめるってよ」や「野ブタ。をプロデュース」もそうなんですが、外面だけを取り繕うっていう日本の学校生活ってのはいつ頃から主流になったんだろう、ってよく思います。で、そういう風潮が小学生にまで下りて来てたのねってのを再確認させられた一冊ではありました。  でも、子どもが読んでも案外刺さらないかととも思ったり。

Posted byブクログ

2014/06/01

何をやってもつまらない。 別にできないわけじゃない。 やればある程度のことはできる。 でもそれをやる意味がわからない。 だって楽しくないから。 やる気がないという状態。 勉強もスポーツも日々の生活さえ、つまらない、楽しくないと感じることがあるかもしれない。 きっとイライラするだろ...

何をやってもつまらない。 別にできないわけじゃない。 やればある程度のことはできる。 でもそれをやる意味がわからない。 だって楽しくないから。 やる気がないという状態。 勉強もスポーツも日々の生活さえ、つまらない、楽しくないと感じることがあるかもしれない。 きっとイライラするだろう。 でも、それは拓馬のお父さんが言うように誰の所為でもない。 忘れてはいけない。 つまらないと思うのは自分の所為だということを。 2時間程度でさらさらと読んでしまったこの本。 思いの外、非常に素敵な本だった。

Posted byブクログ

2013/12/14

勉強もスポーツもできるがなんとなく腐っているクールな小6山口拓馬が、友人や家族との関係の中で成長するお話。SFでもファンタジーでもなく、小学生の日常的事件。運動会とか、塾とか、意地悪な子とか、女子とか。小学生にとっては身近で、自分のことのように読めるんではないかと思います。日常的...

勉強もスポーツもできるがなんとなく腐っているクールな小6山口拓馬が、友人や家族との関係の中で成長するお話。SFでもファンタジーでもなく、小学生の日常的事件。運動会とか、塾とか、意地悪な子とか、女子とか。小学生にとっては身近で、自分のことのように読めるんではないかと思います。日常的ではあるけれども突き抜ける爽快感はあって、こんな風に自分が、子供たちが、成長できたらいいと思う。うちの子供たちも楽しんでました。タイトルに書いてあるような暗喩的(というのか?)表現や、登場人物の心情や行動の理由がいちいち説明されていない、つまりは大人の小説の技法が使われており、うちの子供たちにとってはそこが目新しく、難しく、そこを読みとく謎解きのような楽しみかたもできました。

Posted byブクログ

2013/02/20

この作者の文章は、なんとなくリズミカルで読んでいるだけで楽しくなる気がします。僕も小学生の頃は冷静な格好良さに憧れたりもしたけれど、一生懸命何かをやり遂げようとする熱い格好良さも素敵だと思えました。 爽やかな読後感でした。

Posted byブクログ