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ハッピーバースデー の商品レビュー

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319件のお客様レビュー

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ぜひ一読ください!

母親の虐待を受け続けてきた少女と、娘を罵ることしかできなかった母親、ふたりの関係。傷つけられ、痛めつけられ……それでも。また、歩きだすことはできる。人の弱さと強さ、両方を教えてくれる物語です。

abtm

2024/03/29

あすかが、心を取り戻す様子を応援しながら読んでいて、心が暖かくなる。フィクションだけど読後感が爽やかで良い。人間の人格形成に愛情や肯定感が極めて大事だと感じた。

Posted byブクログ

2024/04/03

児童書から入り、この本に。 児童書では描かれなかった、母親の複雑な不器用な感情に涙。 愛に飢えながらもたくましく成長していくあすかにも涙。 自分に子どもができた時、心から生まれてきてくれてありがとう」と伝えたい。

Posted byブクログ

2024/01/30

中学生の頃、当時の担任が教室に置いていた。 何度も読んで、自分でも持っておきたくて頑張って買った。 大人になって、また読みたくなって電子書籍で買い直した。 ふとしたときに思い出して読み返したくなる。 この本の持つあたたかさに触れたくなるのかなぁと思う。

Posted byブクログ

2024/02/07

病気がちな姉をもち、幼少期に親の愛情を感じることができなかった静代。母になり子供達への愛情表現ができず、言葉での心理的虐待を繰り返すようになる。祖父母のおかげで心を取り戻すことができた子供達。愛情とはその人に寄り添い、ひとりの人間として認めてあげること。そして心や体から発せられる...

病気がちな姉をもち、幼少期に親の愛情を感じることができなかった静代。母になり子供達への愛情表現ができず、言葉での心理的虐待を繰り返すようになる。祖父母のおかげで心を取り戻すことができた子供達。愛情とはその人に寄り添い、ひとりの人間として認めてあげること。そして心や体から発せられるSOSを受け止めて、生きる喜びと安心感を与えてあげること。 喜怒哀楽を隠すことなく表現できるようになるには、誰かひとりからでも見返りのない愛情を注がれることが必要だと思う。その記憶があれば、人は強く生きていけるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2023/12/18

子どもの頃に読んでものすごく心を揺さぶられた本。 読書感想文この本で書いた思い出があります。 今もう一度読み直したい。

Posted byブクログ

2023/12/17

手を挙げることだけが 暴力ではなく 何気ない言葉や態度の1つ1つが 積み重なって心に大きな傷を作ってしまう。 でも、その傷を癒すのもまた、 誰かの暖かい言葉や態度なのだと 人と人との繋がりの大切さを感じました。 友人に対して、親に対して、恋人に対して いつも何気なく取っている自分...

手を挙げることだけが 暴力ではなく 何気ない言葉や態度の1つ1つが 積み重なって心に大きな傷を作ってしまう。 でも、その傷を癒すのもまた、 誰かの暖かい言葉や態度なのだと 人と人との繋がりの大切さを感じました。 友人に対して、親に対して、恋人に対して いつも何気なく取っている自分の対応は 静代と同じではなかったか? 本当に心から思いやりを持っていたと言えるのか? そう考えさせられる1冊でした。 これからは少し立ち止まって自分を振り返り あすかの気持ちを忘れずに 人と関わっていこうと思いました。

Posted byブクログ

2023/11/08

学校でのいじめの話でも読んでいて辛いのに、それに加えて、親が自分の子どもに対して無視したり心ない言葉をぶつけたりするのは本当につらい。 主人公のあすかは、母親から「あすかなんて生まなきゃよかった」と言われて育つ。 明日香はお母さんのこと好きなのに、お母さんはお兄ちゃんの直人だけ...

学校でのいじめの話でも読んでいて辛いのに、それに加えて、親が自分の子どもに対して無視したり心ない言葉をぶつけたりするのは本当につらい。 主人公のあすかは、母親から「あすかなんて生まなきゃよかった」と言われて育つ。 明日香はお母さんのこと好きなのに、お母さんはお兄ちゃんの直人だけを可愛がる。 あまりに辛すぎてとうとう声を出すことができなくなったあすか。 直人は、深く考えることなく母親とあすかをいじめていたが、あすかが高熱で倒れても見向きもしない母に違和感を覚え、たまたま家に様子を見に来たあすかの担任の先生から、あすかが本当に苦しんでいたことをきき、自分のしたことを反省して、その後あすかの味方となる。 直人は明日香を家に置いておくのは良くないと思い、母の実家で面倒を見てもらうよう動く。 じいちゃんばあちゃんは、あすかの心が癒えるのをじっと待ちながら、温かく見守るのだった。 なぜ母親はあすかに冷たいのか。 そしてその時父親は何をしていたのか。 じいちゃんばあちゃんの愛情を知り、強くなったあすかは学校でどうふるまっていたか。 兄はどう変わったのか。 母は。父は。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ひとりの不幸な子どもの周囲には何人かの不幸な大人がいるのかもしれないと思いました。 もちろんそれは免罪符にはなりませんが。 この作品のように、基本的に悪人がいないような展開には、現実にはならないことはわかっていますが、それでも、寄り添ったり手を差し延べる大人が少しでも多く子どもの周囲にいてほしいと思いました。

Posted byブクログ

2023/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中盤と終盤に謝罪をするシーンがある。 参観日にいじめ加害者の男の子は「殴ったり蹴ったりしました」と謝罪する。 加害者の女の子も具体的に何をしたかを言ってから謝罪する。 誕生日会では母親が娘に「ひどく傷つけてきました」と謝罪する。 どちらも大勢の前で泣きながら謝罪をするが、母親は「娘の腕をつねりました」「アイロンを腕に当てました」とは言わない。 この差が許容されているのがクソい。 どちらも泣きながら謝っているし、そのくらい許容しろと言われるかもしれん。 ましてや何が問題なのか分からない人もいるはず。 当事者は気づいてるよ、この差を。 母親の謝罪は普通だと思う。 ほとんどの普通の大人は同じような立場になるとこんな謝罪をすると思う。 自分もしそうな事をわざわざ人に指摘なんてしない。 クソい大人‥もとい大多数の普通の大人がする事は許容させられる。 日大アメフト部のタックル問題の会見を思い出した。

Posted byブクログ

2023/10/12

素敵な題名だなぁと思って手に取り 美しい表紙に惹かれました。 小学生のあすかの誕生日から始まります。 しかし世間体を気にする家族には あすかの居場所はなく 誕生日を祝ってもらえませんでした。 普通じゃないと思った。 異常だとさえも思った。 でも周りに目を向ければ 気づいてない...

素敵な題名だなぁと思って手に取り 美しい表紙に惹かれました。 小学生のあすかの誕生日から始まります。 しかし世間体を気にする家族には あすかの居場所はなく 誕生日を祝ってもらえませんでした。 普通じゃないと思った。 異常だとさえも思った。 でも周りに目を向ければ 気づいてないだけで 当たり前のように存在している 家族の形だと思う。 普通ってなんだろう。 家族ってなんだろう。 答えに正解はないと思う。 でも1つだけ言えることは 命は誰のものでもないということ。 他人の所有物ではないということ。 だから 自分で大切にしないといけないと思った。

Posted byブクログ