勉強ができなくても恥ずかしくない(2) の商品レビュー

橋本治(著者)

第二部。学校になじめ…

[文庫ＯＦＦ]

第二部。学校になじめず、勉強もできないケンタくんに友達もでき学校も好きになった。教育とは、勉強とは何かを考える小説。こどもたちに読ませたい。

2012/12/08

子どもの気持ちをよく表現してるなぁと感心してしまいました。かつては自分もこんなことを考えていたなぁと共感もできます。子どもにとって大事なことって、楽しいことだし、誰かとわかりあったり、仲間に入れてもらうことだったり。勉強、勉強ってうるさくいうのはやっぱり大人。大事なことって他にたくさんあるよね。他人の子だったらわかる、っていうのもあるのかな。子どもは矛盾という言葉は知らなくても、矛盾を感じて生きている。それは社会勉強でもあるけど親子の信頼関係は崩れるんじゃないかなぁ。そうやって大人になるものなのかもしれないけれど。