こころの朝 の商品レビュー
〈本から〉 パスツール 金儲けではなく、人々の幸福を念じて、全力を尽くす トルストイが感嘆した「東洋の寓話」 『仏説比喩経』の「人間の実相」 一休 「世の中の 娘と嫁と花咲いて 嬶としぼんで 婆と散りゆく」 釈迦 「独生独死」 「独去(どっこ)独来」 心常念悪 ...
〈本から〉 パスツール 金儲けではなく、人々の幸福を念じて、全力を尽くす トルストイが感嘆した「東洋の寓話」 『仏説比喩経』の「人間の実相」 一休 「世の中の 娘と嫁と花咲いて 嬶としぼんで 婆と散りゆく」 釈迦 「独生独死」 「独去(どっこ)独来」 心常念悪 口常言悪 身常行悪 曽無一善
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戦国武将、西洋、中国の話題。大人のための「イソップ寓話」。そして読者からの投稿。この本はどこからページを開いても、何がしかの人生のヒントになる言葉に巡り会えると思います。 この本はベストセラー『こころの道』の続編。とのことですが、僕はまったくその辺のことを知らずに読んでしまいま...
戦国武将、西洋、中国の話題。大人のための「イソップ寓話」。そして読者からの投稿。この本はどこからページを開いても、何がしかの人生のヒントになる言葉に巡り会えると思います。 この本はベストセラー『こころの道』の続編。とのことですが、僕はまったくその辺のことを知らずに読んでしまいました。でも、まったくそれは問題なかったです。内容は古今東西の偉人等のエピソードに始まり、イソップ童話から筆者の読者から募集した体験談など、さまざまな処世訓が収録されていて、合間合間にはさまれている書家・木村泰山先生の筆による三十三点の金言、名句と美しい風景写真が掲載されていて、何か、苦しいことあったときにこの本のどれかのページを紐解けば、たちまち自分を救ってくれたり、勇気を奮い立たせてくれたりする言葉に出会えるであろうことは間違いないでしょう。 これは、自分の現在おかれている状況によって、琴線に引っかかる言葉やエピソードが人それぞれ違ってくるので、僕はこうでしたよ、ということしかいえないんですが、少なくとも僕が感銘を受けた箇所はかの文豪、トルストイが感嘆したといわれる「東洋の寓話」というシリーズで、ある旅人がトラに追われて逃げ、断崖の下に落ちそうになって下には赤や青や黒い竜が大きな渦の中で口を開けている。そして自分の命を支えている蔓はねずみに食いちぎられようとしているときにその蔓の元に巣を作っていたミツバチが5滴の蜜を旅人の口に垂らすとたちまち彼は死の恐怖を忘れてしまったという話で、 その旅人は私たち自身。そこの知れない海は地獄。青い竜は欲望。赤い竜は怒り。黒い竜は嫉妬。そして5滴の蜜は食欲。財欲。色欲。睡眠欲。そして、名誉欲を象徴したものなんだそうです。いやはや…。それはトルストイをして 「単なる作り話ではなく、誰でも納得がゆく真実だ」 と言わしめた理由がよくわかりました。 このような話が一冊に凝縮されていますので、興味を持った方はぜひ一度お読みになるとありがたく思います。
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心に響く教訓が、きっとあるはずです。私の心にも響きました。少し前向きになれると思います。ぜひ、一読を。
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