情事の終り の商品レビュー

グレアム・グリーン(著者),田中西二郎(訳者)

2011/04/25

カトリック、プロテスタントの違いが教科書的にしかわからないので、もう少し違った角度から理解したいと思って手に取った一冊。

まだ読んでませんが、ちょっと楽しみ。

ヒルズ

2011/04/23

中学生の頃、江國香織の東京タワーを読んだあとに
気になって図書館で借りた。
結果、中坊には難しかったなあ...。

2010/01/11

面白かった！
情事っていうといやらしい感じに聞こえるけど、純粋な恋愛小説だと思う。

恋人が神によって奪われてしまったらどうしようもないと思う。
人間の複雑な心理が魅力的に描かれてる。

特にサラァの日記の部分で、砂漠の泉を求めて彷徨う比ゆがすき。

2009/10/04

2008/12/30

第二次大戦末期のロンドンが舞台の物語。
上級役人の妻サラァと小説家ベンドリクスは不倫に陥るが、
ある事件をきっかけに二人の関係は終わってしまう。

この説明だけだと、軽い恋愛小説のように思われるが、
グレアム・グリーンの人生観や宗教観が
色濃く反映された、重厚な小説。

恋愛観や宗教観について、
読者に疑問を投げかける（葛藤を与える）良作です。

2009/10/04

P140
私たちは時にとても幸福になるけれど、私たちの生涯でこんな不幸を味わったこともなかった。まるで私たちは二人で同じ一つの彫刻を、相手の不幸の中から刻み出そうとしているかのようだ。しかも私はその彫刻の意匠をさえ知らないのだ。