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白い服の男 の商品レビュー

3.8

41件のお客様レビュー

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ねぇ彼女、可愛い顔し…

ねぇ彼女、可愛い顔して「セ」の事を考えていたんですって。こういう女は柱に縛り付けて鞭で打ってやらなきゃ駄目ですよ。何故って?それが社会の為ですよ…

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皮肉てんこ盛り。サス…

皮肉てんこ盛り。サスガです、星新一。今なお色褪せない鋭いショートショート。

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戦争という概念を全て…

戦争という概念を全て排除した世界。読んだときは意外に平和な世界だと思った。今読むと、悲しい気持ちや後悔を捨てきった世界なんだって気づけた。本当にブラックな世界ですね、

文庫OFF

表題作を読んで思い出…

表題作を読んで思い出したのは「どんなに悪いことでも始められた動機は良いもの」という言葉です。いくつかの革命で「反革命分子」のレッテルで虐殺が繰り広げられたことを思い出してしまいます・・・本書の最後の短編は星さんの全短編でももっとも好きな作品の一つです(理由はよくわかりませんが)始...

表題作を読んで思い出したのは「どんなに悪いことでも始められた動機は良いもの」という言葉です。いくつかの革命で「反革命分子」のレッテルで虐殺が繰り広げられたことを思い出してしまいます・・・本書の最後の短編は星さんの全短編でももっとも好きな作品の一つです(理由はよくわかりませんが)始めて読んだとき、誇張抜きで背筋がゾクゾクしたのを覚えています。

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いつもながら短い割に…

いつもながら短い割に深い話が多い。読み始めたら氏の上手さに魅了されます。

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言い訳しつつ、セ(戦…

言い訳しつつ、セ(戦争)がおこら無いように「特殊警察官」である自分は、盗聴したり尋問室で拷問したり(!?)と…見方によっては、ある種その男の間違いを皮肉めいている、のが表題作「白い服の男」という話でした。

文庫OFF

氏ならではの読みやす…

氏ならではの読みやすさと分かりやすさで読む人を魅了します。何故白い服なのかも作品中に書いてありますよ。

文庫OFF

社会風刺の強い一冊。…

社会風刺の強い一冊。面白おかしく読める話なのに、メッセージ性がとても強いです。

文庫OFF

2024/03/10

後期作品なのか、皮肉やメッセージ性が強い 他のに比べて濃口で、入門編ではないか 特殊大量殺人機 デスノート。でもロジックが知的。核を握り合うメタファー これが1番おもしろい

Posted byブクログ

2024/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ショートショート10編。未来もの、博士もの、宇宙ものいろいろ。 ・業が深かった編 「悪への挑戦」 実際の犯罪者の追跡と断罪がエンタメになった世界。憎むべき悪を追い詰めるスリル、因果応報を実感できるカタルシスは確かに楽しい。 それでもTVの前から呟かれる「正義が楽しくて、どうしていけないのかしら」の台詞に「ああそれ言っちゃダメなやつ!!」ってゾっとした。 そもそも”正義”ってそれぞれの立ち位置によって変わる胡散臭いやつだし、安全な場所から何の犠牲も払わずに楽しむものじゃないし、その牙がこっち向いてこない保証なんてどこにもないし…とか思ってたら案の定な展開にあっちゃーという他なかった。そして一皮めくれば骨の髄まで商業主義。そうよね全ては皆の「見たい」「知りたい」「自分も一枚噛みたい」を叶えるため。 ”正義”という錦の御旗の下には相手を集団で一方的にボコる快感が潜んでる。(ちなみに暴力を振るう際の万能感は思考力を著しく下げるらしい)。正義と欲望を混同する怖さと集団心理の熱狂を踏まえて考えるとタイトル「悪への挑戦」の”悪”って”流されやすい自分”とも取れて業が深いなーと思った。

Posted byブクログ