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トラファルガル海戦物語(上) の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/01/06

トラファルガー海戦の流れを追った歴史書。トラファルガー海戦に興味が無いと何も面白くない。ひたすら混戦の中で悲惨な戦闘が繰り広げられてくのだが、艦名と時系列を追うのが至難。

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2013/02/21

イギリス艦隊とフランス・スペイン連合艦隊との熾烈な戦いである、トラファルガル海戦の歴史書です。 タイトルに物語とありますが、当時の搭乗者の記録などから綴られる史実。 この上巻ではネルソンにも触れられ、妻や愛人と生き、そして戦艦ヴィクトリーにて狙撃されるまでの詳細がありました。

Posted byブクログ

2012/06/15

名高いトラファルガー(本書では現地読みのドラファルガル)海戦のドキュメンタリー。もちろん中心は1805年10月21日なのだが、当時の帆船軍艦の生活やフランス、スペイン、イギリスそれぞれの事情なども詳細に描き出されている。ネルソンやヴィルヌーヴは重要人物に違いないが、その他の艦船に...

名高いトラファルガー(本書では現地読みのドラファルガル)海戦のドキュメンタリー。もちろん中心は1805年10月21日なのだが、当時の帆船軍艦の生活やフランス、スペイン、イギリスそれぞれの事情なども詳細に描き出されている。ネルソンやヴィルヌーヴは重要人物に違いないが、その他の艦船に乗船していた海尉の証言なども集められていて、海外歴史ドキュメンタリーの番組を見ているよう。 ありがたいのは当日の時間を追った海戦図。始まりの「ネルソンタッチ」はよく知られているが、その後それぞれの艦がどう動いたのかがよくわからなかった。その点、本書には開戦前、開戦時、30分後、45分後の双方の艦の位置を示す図が載っていて、戦いの流れが目でもわかるようになっている。 上巻はネルソンが倒れ、乱戦の中ほぼ勝敗の行方が見えてきたところまで。

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2011/02/11

英仏戦争、トラファルガル海戦の様子を、圧倒的な描写で描き出す。海戦そのものの叙述もさることながら、17世紀後半から18世紀初頭における木造帆船の日常生活の様子を、不衛生・残酷な面も含めてあますところなく記す。そこには現代に生きる我々からはとても想像がつかないような苛酷な、それでい...

英仏戦争、トラファルガル海戦の様子を、圧倒的な描写で描き出す。海戦そのものの叙述もさることながら、17世紀後半から18世紀初頭における木造帆船の日常生活の様子を、不衛生・残酷な面も含めてあますところなく記す。そこには現代に生きる我々からはとても想像がつかないような苛酷な、それでいてあっけらかんと突き抜けて文字通り「生きる」船員の世界があった。 史料的な意味でも、またドキュメンタリーの意味でも、ぜひ多くの人に読んで欲しい一冊。上巻はトラファルガル海戦終盤の、勝敗が概ね明らかになったあたりまで。

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2010/08/10

英国の船では、水兵が死ぬと海に捨てられました。時間があればかんたんな葬儀をおこない、遺品を競売し、遺族に渡します。しかし激しい戦闘中ともなれば、英国人は迷わず遺体を海に捨てます。衛生面と足場の確保に気を配った、つまり戦闘に勝利することを最優先させた、非情なまでのプラグマティズムで...

英国の船では、水兵が死ぬと海に捨てられました。時間があればかんたんな葬儀をおこない、遺品を競売し、遺族に渡します。しかし激しい戦闘中ともなれば、英国人は迷わず遺体を海に捨てます。衛生面と足場の確保に気を配った、つまり戦闘に勝利することを最優先させた、非情なまでのプラグマティズムです。 フランス人にはそれができません。この海戦でも多くの死体が船内に積み上げられ、異臭を放ち、甲板は血でぬかるんでいました。この英仏の差は、些細なことのようですが、英国こそが世界を支配することになる要因のひとつです。 さて戦艦リヴェンジでは、砲甲板に大砲をくらい、大砲付き小隊は全滅。砲弾により一人の砲手の頭が飛び、艦付きの靴職人の頭を、飛んできたその頭が直撃しました…。このときの様子をロイは、以下のように記しています。 --- みんな靴屋は死んだと思った。慣行として戦闘中に死んだ者はただちに海に投げ入れることになっているので、あわれな靴屋も海の墓場にたくそうと、ほかの戦死者といっしょに砲門のところまで運ばれた。何の儀式もなく穴からぐいと押し出す、ただそれだけのことだった。 ところが、ちょうどみんなが手を離そうとしたらその瞬間に、血がめぐりはじめ、靴屋は足をばたばたさせはじめた。息を吹き返したらしいので、仲間たちはただちに気の毒な男を引っ張り込んだ。こうして話していても不思議だが、靴屋はみるみる回復して、最後まで戦闘にくわわった。そして後になってそのことでからかわれると、 「ダンスを習っておいてよかった。捨てられそうになったときにステップを踏んで見せなかったら、いまごろこんなところにゃいなくて、海の閻魔さんのところさ」といった。(P.245)

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2009/10/04

ネルソンは素晴らしい人です。 情報としてもよい本ですが、読み物としてもとてもよい本です。 上下にわかれているのですが読みやすかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

イギリス海峡を六時間だけ支配させてくれ。そうしたら、我我は世界を支配できるのだ。 被害者はせいぜい一二、三歳の少年だった… 後甲板上でぶどう弾に見舞われた。身体の損傷ははげしく、内臓が飛び出して、左舷側に散乱していた。

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